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ドリブル

クライフターンのやり方!動画・図解付き【練習法も公開】

投稿日:


クライフターンで相手を抜く時は、キックフェイントと組み合わせるやり方が一般的とされています。
ところが、このやり方は、モーションが大きくなるため、どうしてもいったん動きを止めなくてはなりません。
そのため、現代型のスピーディーな試合の流れに合わないという特徴があります。

それでは、クライフターンをどのようにやれば現代型の試合で使えると思いますか?

そこで、今回は、クライフターンの基本のやり方~現代型のフェイントまでを、動画や図解を盛り込みつつ、練習法なども詳しく解説します。

1.クライフターンとは

(1)基本のやり方

次の動画は、子供が最初に教えられるクライフターンの基本のやり方です。
ところが、このやり方はボールを軸足の後ろへ通すだけなので、単なる方向転換と考えた方が良いでしょう。

(2)失敗をしないための練習法

クライフターンを小学校低学年がやる場合、4号球は大きいため、軸足の後ろを通す時にカカトに当てるなど、練習では何度も失敗をするケースが多いでしょう。

そうした場合、次の動画で私の息子「とも」が実演しているやり方のように、練習の時はステップオーバーの要領で軸足を大きく踏み込めば失敗はなくなります。

意外と簡単なやり方なので、ぜひ試してみてください。

(3)動作を速くする方法

クライフターンの動作を速くするためには、リラックスが必要です。
そうすることで、空中動作をすることが出来ます。
先ほどご覧になった「とも」の動画の0:15からのスローモーションを見ると、クライフターンの時に身体が浮く動作が見られます。

こうした空中動作は一種の無重力状態なので、地上に着地した状態よりも速い動作が出来ます。

空中動作から着地する時には、自然な膝抜きもしています。
これは、膝をブレーキのように使わないことで、着地の衝撃を全身に分散させるとともに、二軸動作によるスムーズな動きを可能にしているのです。

このやり方は、最初にご覧になった動画の実演者の動作と比べると、その違いが良く分かります。
こちらの実演者は、地面に接地して膝と足首を使っていますが、やはり空中動作ではないので、ややスピードが遅くなります。

画像引用:Youtube.com

ちなみに、こうした空中動作と二軸動作を身に付けるためには、一本歯下駄トレーニングが最適ですが、リラックスしたプレーを心がければ、ある程度の効果はあるでしょう。

(4)タッチの場所

クライフターンはインサイドを使ってボールにタッチしますが、その場所は2つあります。

一つ目は、親指の付け根です。
この場所は強いタッチが出来るので、クライフターンの後でボールを大きく動かす時に効果的です。

二つ目は、親指の横です。
この場所はソフトなタッチになるのでクライフターンと同時に、ボールを足元に止めることが出来ます。

この二つの場所を使い分けることで、試合中の状況に応じたボールコントロールが可能になります。

さて、以上のようなクライフターンの基本を踏まえ、次に、キックフェイントと組み合わせるやり方について解説します。

2.クライフターンとキックフェイント

(1)キックフェイント

クライフターンは、次の動画のようにキックフェイントを組み合わせて使うやり方が多いです。

クライフターンを開発したヨハン・クライフも、次の動画のようにキックフェイントを組み合わせるという、やり方が多かったようです。

ところが、このやり方では二つの問題点があります。

(2)スピードが遅い

キックフェイントをする時は、いったん動きを止めるかまたはドリブルのスピードを落とさなくてなりません。
そうすると、チームプレーとしてのスピーディーな攻撃の流れも遅くなってしまいます

先ほどの動画の実演者も、大きく手を上げてキックをするそぶりを見せたことからも分かります。

画像引用:Youtube.com

また、クライフ自身もいったん止まって、大きなモーションのキックフェイントをしています。

画像引用:Youtube.com

そもそも、キックフェイントは動きが大きいので、どうしてもスピードが遅くなってしまうのです。

画像引用:Youtube.com

こうした場合、次の動画のマシューズフェイントのように、トップスピードに乗ったままで相手を抜くようなプレーはムリでしょう。


参考記事:マシューズフェイントのやり方!動画と画像で詳しく解説

(3)現代型のサッカーに合わない

クライフターンは回転系のテクニックなので、先ほどのマシューズフェイントのような直線的な動きは、やり難いです。

また、現代型のサッカーの守備はゾーンプレスなので、一対一で相手を抜いても、すぐにカバーリングがプレスに来ます。
つまり、コートのどこの場所でも、次々とDFが来るのでプレーエリアがとても狭いのです。

そうした場合、スピーディーなクライフターンが必要になります。

一昔前のマンツーマンディフェンスの時代であれば、キックフェイントを組み合わせたやり方は有効だったのでしょう。
なぜなら、一人の相手を抜くと次のDFまでのスペースがあるからです。

ところが、現代型のサッカーはコンパクトですし、スピーディーな動きも必要なので、キックフェイントと組み合わせたやり方では、時代に合わなくなってしまったのです。

そこで、次に現代型のクライフターンのやり方について解説します。

3.クライフターンの現代型のやり方

(1)クライフターンとスピード

現代型のクライフターンは、現代サッカーに必要とされるスピーディーなプレーの流れを重視しています。
次の動画に見られるように、ドリブラーはスピードに乗った状態で仕掛けています。

このやり方の特徴は、アウトのドリブルから、そのままスピードに乗った状態で、クライフターンを使って相手を抜くという点です。
これは、クライフターンと言うよりも、アウトやインで相手を抜くような直線的なドリブルの動きです。

ちなみに、アウトのドリブルとは次の動画のようなテクニックです。


参考記事:サッカーのドリブル練習法!小学校低学年向けメニュー8選

こうしたスピード重視のクライフターンは、先ほど解説したキックフェイントを組み合わせたやり方とは大きく違います。

この場合、小学生の8人制の試合であれば、一対一のマッチアップが推奨されている(守備陣形はマンツーマンディフェンスに近い)ので、どちらかと言えばクライフターンとキックフェイントの組み合わせは有効でしょう。

でも、中学生年代になるとゾーンディフェンスになりますし、よりスピーディーな試合運びが必要になります。

そうした将来的なことを考えれば、子供たちには今のうちから現代型のクライフターンのやり方を覚えてほしいと思います。

(2)現代型のクライフターンのやり方

次の動画は「とも」が実演した現代型のクライフターンのやり方です。
やはり、アウトのドリブルからスピードに乗った状態で仕掛けます。

このクライフターンの特徴は2つあります。
①トップスピードに乗った状態で相手を抜く。
②クライフターンで一人を抜いたら、すぐに次の相手に立ち向かえるように体勢を立て直す。

そこで、次に一つ一つの動作を確認してみましょう。

(ア)一対一の相手に直進する

相手に真っ直ぐ向うことで、DF側の心理状態を圧迫する効果があります。
ちなみに、メッシなどの海外のドリブラーも、相手に対して真っ向勝負を挑むために、こうした動きをすることが多いです。

(イ)相手の直前でアウトサイドで抜く素振りを見せる

相手の直前でやや進路を左に変えます。
この時、身体をやや左に向けて、アウトのドリブルをしながら、軸足も左向きにします。
そうすると、どんな相手でも左に抜くと思って警戒します。

このような些細な動きがフェイントになるのです。
またキックフェイントのような大きなモーションではないので、動きを止める必要はありません。

(ウ)身体をやや左に向けたままクライフターン

軸足が左を向いたままでクライフターンをやるので、先ほどの②の動きと合わせると、相手はすっかり騙されます。
この時の身体の使い方は2つポイントがあります。
<みぞおち抜き(バネを縮める動き)>
<体幹ひねり>
みぞおち抜きと体幹ひねりは、次の記事を参考にしてください。
一本歯下駄トレーニングの練習メニューおすすめ22選!
一本歯下駄トレーニングが身体能力アップに役立つ5つの理由!

(エ)クライフターンの直後は前足を一歩目にする。

クライフターンの直後に後ろ足(左足)で地面を蹴るとスタートが遅くなります。
そこで、前足(右足)を一歩目にすれば、自然なヒザ抜きが出来てスムーズに動けます。
身体の使い方は2つポイントがあります。
<みぞおち抜き:反射>
<ヒザ抜き>

<みぞおち抜き:反射>
(ウ)のみぞおち抜きでバネを縮めたので、反射を使って一気に伸ばすというバネ作用を使います。

<ヒザ抜き>
先ほど解説したとおり、前足を一歩目にすれば自然なヒザ抜きが出来ます
ちなみに、ほとんどの日本人は下半身の動きに頼ろうとするので、後ろ足(左足)で踏み出そうとします。
そうするとスタートの動きが遅くなります。

(オ)右足(前足)の地面反力と腸腰筋の利用

この時点はクライフターンの直後なので、利き足の左足で如何に速くタッチするのかが重要です。
身体の使い方は2つポイントがあります。
・右足で地面反力を得る。
・腸腰筋を使って左足を前方に出して、ボールをタッチする。

腸腰筋の使い方については、次の記事を参考にしてください。
腸腰筋トレーニング3選!サッカー向けの練習メニュー紹介

(カ)利き足でタッチ

ここでは腸腰筋を利用して、胴体(お腹の辺り)から下を足のように使います。
そうすることで、利き足を大きく伸ばしてタッチすることが出来ます。

以上のように、相手を抜いた後でも、すぐに次の相手に立ち向かえるように体勢を立て直しています。

4.まとめ

これまで、クライフターンの基本のやり方、失敗を防ぐ方法、動作を速くする方法、タッチの場所などを動画と画像を交えて解説してきました。

さらに、旧来型のクライフターンとキックフェイントを組み合わせたやり方は、一昔前の時代であれば有効でしたが、現代型の試合には合わなくなってしまったことも説明しました。

特に、現代型のサッカーはスピーディーな動きが必要です。
しかもコンパクトな守備で囲い込むのが守備の基本です。
だから、ドリブルをしても相手が次から次へとディフェンスに来ます。
そうした場合でも、いち早く相手と勝負して次の相手に備えることが大切です。

この場合、小学生の8人制はマンツーマンディフェンスなので、旧来型のクライフターンでも通用するでしょうが、中学生以上になると守備陣形はゾーンプレスになります。

だから、将来に備えて、ぜひ現代型のクライフターンのやり方を覚えましょう。

-ドリブル

執筆者:


  1. 杏仁 より:

    連続すみません
    軸足の強化は記事にございます
    「体幹と軸足のトレーニング」を
    ブラジルの子供達はトレーニングとして行うのではではなく遊びや時間のある時に
    自然に行なっているからなのでしょうか?
    一方日本は両足を使わないと怒られる…

    • ともパパ より:

      やはり、利き足をメイン、逆足をサブとして使う意識の問題です。
      また、ブラジル人だから体幹や軸足が強いというよりも、日本を除いて万国共通の考え方です。

      なお、私は本業が多忙なので、質問やコメントを1日に何度も投稿されては対応に苦慮します。
      あくまでも、このブログは趣味に基づくものです。
      どうか、ご遠慮ください。

  2. 杏仁 より:

    前記事に御礼の返答が
    できませんでしたので
    こちらからすみません。
    丁寧なアドバイスありがとうございます。
    「ゴリラの姿勢」以前の記事で見させていただいておりましたが
    今後は意識して取り組みます。
    ともパパさんのいらしたブラジルではリフティング練習は無いとの事ですが
    何故軸足が強くなるのでしょうか?
    利き足を中心にプレーするのが
    要因の一つとは思いますが
    骨格の違いでしょうか。

    • ともパパ より:

      骨格の問題ではありません。
      意識の問題です。

  3. やまパパ より:

    ありがとうございます。今日から早速、小指を意識したアウトのドリブルを練習させます

  4. やまパパ より:

    おはようございます。以前ともパパさんが紹介されてました 谷ラダーの考案者の谷さんが、アウトのドリブルは足の薬指を意識することを推薦してました。大和は今 薬指を意識したアウトドリブルを練習していまが、とも君のアウトのドリブルの動画の中では、小指を意識しましょうという事でした。 ドリブル練習も 狭いですが、できるだけ家の中で裸足でやらせています。 薬指よりも小指に意識を変えて練習させた方が良いでしょうか? アドバイスを宜しくお願い致します

    • ともパパ より:

      サッカーでは基本的に、アウトは小指、インは親指です。
      ヒトの足の指で意識して動かせるのは、親指、人差し指、小指です。
      また、触覚としての機能が最も高いのが、親指と小指です。

      そうした場合、アウトは小指で…というのは自然な考えだと思います。

      谷さんは何をもって薬指と言われたのかよく分かりませんが…。

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