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ドリブル

マルセイユターンのやり方!コツを掴めば簡単に出来る

投稿日:

マルセイユターンは、ある一つの練習をするだけで、たいていの子供は30分程度で出来てしまう、とても簡単なドリブルテクニックです。

また、試合中にスピードに乗った状態で、このテクニックを使うと、相手にボールを奪われ難いという特徴もあります。

それなのに、少年サッカーの試合ではあまり使われません。

マルセイユターンは、簡単に覚えられるテクニックですし、正しく使えば相手に奪われることはほとんどありません。
私としては、ぜひ多くの子供たちに覚えてほしいと思っています。

そこで、今回は、マルセイユターンのやり方と練習法、試合で使う場合の注意点などを詳しく解説します。


画像引用:Youtube.com

1.マルセイユターンのやり方

マルセイユターンで有名な選手と言えば、元フランス代表のジダンですね。
日本ではマルセイユルーレットとも呼ばれています。


ひらり、ひらりと相手を抜いて行くので、とても華麗なテクニックです。

マルセイユターンは、一見して難しそうに思えますが、実は簡単に覚えることが出来ます。

そこで、次に、マルセイユターンのやり方と練習法を解説します。

(1)マルセイユターンの練習

マルセイユターンのやり方を簡単に言うと、
・最初に、利き足でボールの上をタッチ。
・次に逆足でタッチ。
・2つの動作を、身体を回転(遠心力を使う)させながら行う。

たったこれだけです。

①マルセイユターンのタッチ

マルセイユターンの練習として、次の動画のように、先ずは押したり引いたりを繰り返してください。

フロントタッチは、ボールの真上というよりも、やや斜め上(利き足側)になります。

バックタッチは、足裏を使ってボールを引くようにしてください。

たぶん、このようなことであれば、ほとんどの子供さんは出来るはずです。
そうすると、幼稚園や保育園の子供でも、マルセイユターンが出来てしまうのではないでしょうか?

この時のタッチですが、足裏の親指~小指までの指の腹の部分、拇指球から小指球までの部分を使い、正確にボールの上を捉えてください。

でも、このような練習が、マルセイユターンにとって何の役に立つのか?という疑問もあるでしょう。
そこで、次に、この点について解説します。

②マルセイユターンとタッチの関係

マルセイユターンに必要なフロント・バックタッチの動きですが、ジダンの動作を例にして解説します。

次の画像をご覧いただくと、ジダンは最初に利き足の右を使ってボールの斜め上をタッチしています。
これがフロントタッチの動作です。

画像引用:Youtube.com

この時のジダンは、実際にはボールを後ろに引きます。
そうすると、バックタッチのようにも見えます。
でも、マルセイユターンに入る直前の動作はフロントタッチです。

いわば、この時の動作はフロントタッチのように入って、結果的にバックタッチのようにボールを引くというものです。
要するに、2つのタッチが合わさった動作ですね。

続いて、次の画像では、身体を回転させながら、バックタッチをしています。

画像引用:Youtube.com

そして、次の画像ではマルセイユターンを終えて、ここから、ふつうのドリブルに移るわけです。

画像引用:Youtube.com

さて、以上のように、フロント・バックタッチの意味を理解して、実際に出来るようになったら、次のステップに進みましょう。

③マルセイユターンのジャンプのタイミング

ここでの練習は、マルセイユターン直前の動作を習得します。
先ほど練習したフロントタッチを使って、「1、2」のタイミングでやりましょう。

マルセイユターンのジャンプのタイミングは、次の画像にもあるように、
最初に、利き足でタッチ。
次に、ジャンプしながら逆足でタッチです。

この利き足→逆足のタッチを、ボールの上で体を回転させながら行う動作が、マルセイユターンになります。

(2)マルセイユターンのやり方と図解

マルセイユターンに必要な、フロントタッチとバックタッチ、ジャンプのタイミング(利き足→逆足のタッチ)を掴んだら、実際にやってみましょう。

この時のコツは、ボールに向かって勢いよく体を回転させることです。
そうすると、体に強い遠心力がかかって、速く回転することが出来ます。

動画だけでは分かり難いので、一連の動作を図解します。

最初に、アウトサイドを使ってボールを少し前に出します。
その理由は、最初のタッチをジャンプして行うため、ボールが体に近すぎると窮屈になって、マルセイユターンがやり難くなるからです。
このようにすることで、ボール2~3個分の余裕が出来ます。

ただし、試合中は、あえてこのようにしなくても大丈夫です。
その理由は、ドリブル中はボールが勝手に前に動いているので、自然と余裕が出来るからです。
くれぐれも、練習の時だけ…とお考えください。

とにかく、ボール2~3個分の間合いが必要ということだけです。

次に、逆足でスタートしてください。

ボールの手前に行ったら、逆足で踏み切ってください。

次に、逆足でジャンプした勢いを活かし、利き足でボールの斜め上(右利きの場合は、やや右より)をタッチしてください。

この時は、勢いよく体を回転させましょう。
この勢いで遠心力が働き、スムーズに回転することが出来ます。
特に「前を向く!」という気持ちが大切ですね。

最初に、利き足でボールの斜め上をタッチする理由は、体を大きく回転させて強い遠心力を生み出すためです。
その遠心力を利用して速く前を向くわけです。
つまり、マルセイユターンはその名のとおり、回転が必要なテクニックなのです。

ハンマー投げの室伏選手をイメージすると分かりやすいと思います。
鉄球が遠くに飛ぶのは、体を回転させて強い遠心力を生み出すからです。

でも、よくありがちなのが、マルセイユターンで、ボールの真上をタッチすることです。
そうすると、回転が小さくなってしまうので注意してください。

特に、試合中、子供たちがマルセイユターンをする時は、ボールの真上を小回りしてしまうことが多いです。
やはり、遠心力が働かないので体を回転させるターンの動きも遅くなります。
そうすると、相手のプレスを受けやすくなるので、ボールが奪われて失敗することが多くなるのです。

さて、話しを基に戻して、次に利き足で着地、逆足でバックタッチになります。
これは、ジダンと同じようにボールを引く動作です。

2つのタッチを終えて着地した後、この時点でも体に遠心力が働いているので、自然と前を向くことが出来ます。

ここで、回転が終わり、通常のドリブルに移ります。

以上がマルセイユターンのやり方です。

でも、これだけでは、単に覚えただけですし、実際の試合ではボディコンタクトを意識した使い方も必要です。

そこで、次に、実際の試合でのマルセイユターンの使い方のコツなどを解説します。

2.マルセイユターンの特徴とコツ

マルセイユターンの特徴は、相手を抜く時に相手に背中を向け、ほぼ密着しながら(背中を当てるように)ターンすることです。
密着しなかったとしても、相手との距離はかなり接近することになります。

そうした場合、3つのコツを意識するとスムーズに相手を抜くことが出来ます。

そこで、次に、こうした点について解説します。

(1)相手を抜く時の動き

マルセイユターンは、相手が正面にいる時、利き足側にいる時に、それぞれ有効なドリブルのテクニックです。

相手が正面にいる時は、次の画像のようなドリブルコースになります。
そこで、相手に背中を当てるようにターンして抜くことになります。
どちらかと言うと、相手を横に跳ね飛ばすようなイメージです。

相手が利き足側(右利きの場合)にいる時も、同じようなイメージで抜きます。

この時、ターンの途中で、一時的に背中を密着または当てることになります。

この状態の時は、次のイメージ図のように、背中や手を使って相手を押してボールを守る必要があります。

簡単に言えば、次の画像のように、一時的なボールキープの状態になるわけです。

だからこそ、相手からボールを守るために、マルセイユターンでは手や背中を当てるというボディコンタクトが必要になるのです。

そうすると、次の3つのコツを意識するとマルセイユターンがスムーズに出来ます。
・最初の利き足のタッチの時に、ボールのやや右側をタッチして、体を大きく回転させる。
・また、この時に、「前を向く!」という強い気持ちで、勢いよく体を回すと、速く回転できる。
・ターン(体が回転している時)の途中で、手や背中を相手に当ててボールを守る。

でも、手や背中を使って相手を押すことはファールにならないのか?という疑問があるでしょう。
そこで、次に、この点について解説します。

(2)背後の相手はファールを取られやすい

マルセイユターンをしている時に、手や背中を使って相手を押したとします。
この場合、相手にとっては正面から圧力を受けているわけですが、後ろからチャージされているのではありません。
ということは、マルセイユターンをしているドリブラーは危険なプレーをした…とは、みなされないのです。

ふつう、試合中に背後からチャージすると、どうしてもファールが取られやすくなります。
例えば、ボールではなく、かかとやアキレス腱を蹴ったり、背中を突き飛ばしたりしたときなどです。

これは、わざとではない…と自分でアピールしても、結果的にそのようになってしまったら、危険なプレーと見なされてイエローカードかレッドカードになることが多いです。
その理由は、ヒトは背中側の様子を見ることが出来ず、無防備になるからです

ところが、審判は、マルセイユターンをしている時のように、ボールを持っているドリブラーの方を、ひいき目に見る傾向があります。

だから、次の中田英寿のようなプレーには、あまりファールを取ることもないのです。

そうすると、マルセイユターンの途中で手や背中を当てたとき、相手が後ろから突き飛ばしたらどうなると思いますか?
たぶん、よくてイエロー、最悪の場合はレッドカードで退場になると思います。

つまり、ボールを持っていると、いろいろな意味で有利ということですね。

特に、みなさんの子供さんが将来海外を目指すのであれば、マルセイユターンに限らず、こうしたボディコンタクトを学んだ方が良いと思います。

3.マルセイユターンのまとめ

マルセイユターンは、ほんの少しのコツを覚えて練習をすれば、それほど難しいテクニックではないのです。
私の息子「とも」は、小学校1年生の時に、先ほどの要領で教えたところ、30分程度でマスターしました。
また、マルセイユターンの試合での使い方として、ボディコンタクトが大切であることも解説しました。

こうした場合、日本の少年サッカーでは、試合中にマルセイユターンをすると、なぜか監督やコーチは良い顔をしません。
まるで、ふざけるな!と言わんばかりの表情をします。
たぶん、こうしたテクニックは指導者の好みの問題かもしれません。

一方、少年サッカーの審判は、マルセイユターンして相手が勝手に倒れた場合、ドリブラーをファールにすることもあります。
これでは、世界的なドリブラーは育ちません。
こうした点は、日本のサッカー界全体として考え直してほしい問題です。

いずれにしても、子供たちにとっては、マルセイユターンを覚えることで、ドリブルテクニックの武器を増やしたり、ボディコンタクトを覚えたりという点では、とても有効だと思います。
そうした点では、ぜひ多くの子供たちに覚えてほしいと願っています。

-ドリブル

執筆者:


  1. とりたんちこ より:

    ともパパさんこんにちは。いつもこちらのブログで子供とともに勉強させていただいております。
    先日は、温かいアドバイスをありがとうございました。
    小学校2年生の息子で発達障害グレーといわれている息子をもつ母親です。
    おかげ様で毎日頑張ってサッカーを続けております。
    今回のテーマとは違うのですが、質問させてください。
    最近の息子のプレーが荒いといわれることが多くなりました。
    ボールをカットにいく場面で足よりも先に体をいれてしまい、ファウルをとられてしまうようです。現在、大きなお兄ちゃんたちとサッカーをやることもあり、そこでボールをカットするために自分で必死になってやっていたからだとおもいますが。
    何かうまくボールをカットできる方法もしくは、低学年なりのこうやったほうがいいよとアドバイスできれと思っています。
    これらは、サッカーに限ったことではないと思いますが。コーチにはおこられるばかりで
    本人もどうしたらいいかわからないようです。
    よろしくお願いいたします。

    • ともパパ より:

      先ず、私自身、状況が分からない部分があります。

      それは、子供さんのプレーに危険性があるのか?どうかということです?
      また、コーチから、こうすれば良い!という指導はありましたか?

      そもそもサッカーはボールを奪い合う競技なので、ボディコンタクトは付き物です。
      でも、相手のユニフォームや体を掴んだらファールになります。
      もしも、そのような状態だったら、すぐに止めさせましょう。

      ちなみに、スライディングタックルをして相手が倒れたとしても、いわゆるボールに行っていれば、ファールにはなりません。
      でも、日本では、そうした判断はしないと思います。

      そこで、改善策としては、相手のボールを突くことです。
      特に、日本では幼少期から両足練習をするので、どこの子供でも股の間にボールを置くクセがあります。
      相手が股の間にボールを置いた瞬間を狙うと良いです。
      ちょうどビリヤードのように。
      そうすれば、体を使う必要はなくなるでしょう…。

      もしよろしかったら、実際のプレーの様子をYoutubeに限定公開でアップして、URLをお問い合わせ欄からお教えください。
      そうすれば、具体的なアドバイスが出来ると思います。

      でも、相手からボールを奪おうとして、ガツガツ行くような姿勢は持ち続けた方が良いですね。
      相手からボールを奪おうともしない現在の日本代表選手よりも、はるかに良いと思います。

      • とりたんちこ より:

        ともパパさん
        ありがとうございます!
        近いうちにプレーを録画しますのでぜひ見ていただければと思います!
        相手のユニフォームや身体を掴んではいません。
        上半身で身体を押して相手がよろけるってことだとおもいます。
        ガツガツととりにいくきもちは
        大切だと伝えますね。
        本人も多少は間違ってなかったんだと思うと自信に繋がると思います。

      • ともパパ より:

        将来が楽しみです。
        ブラジル代表でレアル・マドリードのカゼミーロみたいな選手になっくれたら嬉しいですね。
        動画の方も楽しみにしています。

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