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ドリブル

股抜きのタイミングは2つだけ!必ず効果が出る練習法とは?

投稿日:

サッカーの股抜きが成功するコツは、タイミングを掴むことです。
そのタイミングは大きく分けて、2つしかありません。
そのためには、ボールの通り道をイメージして、シンプルなテクニックを使うことが大切です。

その際、フリースタイルやフットサルの愛好家などがYOUTUBEで見せる、いろいろな股抜きは、実際の試合ではなかなか使えません。
そうした意味では、バロンドールを何度も受賞した世界的な名選手である、メッシの股抜きをお手本にするべきです。

一方、股抜きは、少年団やクラブではあまり教えないので、子供たちにとっては具体的な練習方法が分からないと思います。
そうした場合、股抜きのタイミングを掴むことだけに絞ったメニューを練習すれば、必ず試合でも使えるようになります。
この練習法は、後ほど紹介しますが、私が独自に考えて息子の「とも」に教えたものです。
とても簡単でユニークな方法なので、小学校低学年でも飽きずに夢中になると思います。

そこで、今回は、メッシの股抜きを参考にして、2つのタイミングと簡単な練習法を解説します。

内容は盛りだくさんですが、股抜きは小学生でも上手くなるので、ぜひ参考にしてください。

1.股抜きの2つのタイミング

股抜きのタイミングは、基本的に2つしかありません。
・相手が股を開いている時
・相手が足を出した時

股抜きを試合で使う場合、相手との一対一の流れの中で、タイミングよく仕掛けることが大切です。
そのためには、出来るだけシンプルでオーソドックスな股抜きを身に付けた方が良いのです。

そうした点では、やはりメッシのシンプルなテクニックが最も参考になります。
子供たちには、ぜひメッシの股抜きを学んでいただきたいですね。

そこで、メッシのテクニックを参考にしつつ、次に股抜きの2つのタイミングを順に解説します。

(1)相手が股を開いている時のタイミング

相手の股が開いている時の、自分と相手との位置関係は、真っ直ぐ、右半身(はんみ)、左半身という違いはあるもの、次の図のように必ず「T」字型になります。

この状態になると、ボールの通り道が出来るので、後は、インサイド、アウトサイド、つま先で「ちょん…」と股を通すだけです。
だから、それほど難しいテクニックではありません。

最も大切なことは、相手と自分がTの字型になるのは、どのタイミグか?
これを予測するだけなのです。

ちなみに、日本の選手たちは幼少期から両足練習をしているので、両足の間にボールを置くことが多いです。

そのため、ディフェンスをする時は、股を開きやすくなります。

たしかに、守備をする時は半身で!と指導されますが、ドリブラ―が接近すると無意識のうちに股を開きます。
こうした傾向は、日本代表でもJリーガーでも同じです。

だから、日本代表のサイドハーフやサイドバックは、意外と股抜きをされていることが多いです。
テレビなどで見ると一瞬のことなので分かり難いですが、それはあなたが見過ごしているだけなのです。

このように相手が股を開いている時の状況は、さらに、①相手が向かって来る時、②止まっている時の、2つのパターンに分けられます。

そこで、次にこの2つを詳しく考えてみましょう。

①相手が向かって来る時

たぶん誰でも、メッシはなぜ、こんな簡単に股抜きするのだろうか?
そんな疑問があるはずです。

でも、ヒトの動作特性を考えれば簡単なことです。
しかも、相手が向かって来る時は、先ほど解説したとおり、自分と相手との位置関係は、必ず「T」字型になります。

後は、自分の間合いに引き込んでから、股を抜くだけです。

メッシは、こうしたヒトの動作特性に基づくタイミングを、きちんと理解しているはずです。
だから、こんな簡単に成功させるのでしょう。

そもそも、相手が向かって来る時というのは動いている時です。
そうするとヒトは股を開きやすい特性があります。
そこで、次にこうした点を詳しく考え見ましょう。

a.ヒトは股を開きやすい

ヒトは、走ったり歩いたりする時は、靴1~2足分だけ、股を開きます。
そうしないと、ヒザやくるぶしの内側がぶつかってしまうからです。
そうした意味では、ヒトはいつでも股が開きやすい特性があるのです。

また、走ったり歩いたりする動作を続ける時も、股は開き続けます。
もしも、股を閉じたかったら、いったん止まらなくてはなりません。
走ったり歩いたりしながら、突然股を閉じるのは難しいのです。

こうしたことは、サッカーの試合でディフェンスが向かって来る時の動作特性も、走ったり歩いたりするのと同じです。
そうすると、先ほども解説したとおり、いつでも股を開いているのです。
さらに、スポーツの場合は俊敏な動作が必要なので、日常生活よりも大股で動きます。
そうすると、いくら警戒していても、いったん止まらない限り、急に股を閉じることは出来ません。

また、先ほども解説したように、相手と自分との位置関係は、必ずT字型になっているのです。

後は、自分の間合いに引き込んで股を抜くだけです。

b.自分の間合いに引き込む

相手が向かって来る時は、意外とすぐに間合いが詰まってしまいます。
そうすると、股を抜く前に相手のプレスが先になって、ボールを奪われる…というケースも多いでしょう。

そうした場合は、2人1組で何度も繰り返してタイミングを掴む練習が大切です(後述の股抜きゲームを参考にしてください)。

こうした練習によって股抜きが慣れて来ると、自分の間合いに引き込めるようになります。
そうした意味では、相手を自在に操るようになれるのです。

先ほどの、ヒトの動作特性、自分の間合いに引き込むタイミングに慣れて来ると、背後から来る見えない相手に対しても、股抜きが出来ます。

そこで、次にこの点を考えてみましょう。

c.後ろから向って来る相手

次の動画では、メッシが、後ろから来る相手に対して股抜きをしています。

このプレーは、一見して難しそうに思えますが、基本の原理はこれまでと同じです。
なぜなら、相手と自分との位置関係がTの字型になっていて、後はボールの通り道をイメージするだけだからです。

この場合、後ろから来る相手はメッシにコンタクトする直前に、両足を開いて止まろうとしています。
そうしないと、急に止まれませんし、最悪の場合はメッシを突き飛ばしてファールになってしまいます。
そうすると、結果的には股が開いてしまう…というわけなのです。

後ろから向かって来る相手を抜く時のタッチは、メッシのようにいったん振り返ってインサイドでも良いし、後ろ向きのままなら足裏やカカトでも良いです。
ただし、後ろ向きのままで股を抜くと、直ぐにマイボールには出来ないので、ヒールキックか足裏を使った股抜きで味方にパスすることも考えましょう。

その理由は、股抜きをした後、相手の後ろにボールが来るということは、いったんルーズボールになるので、相手と競争しなくてはなりません。
しかも、相手の方がボールに近いので、結果的にはボールを取られやすくなるのです。
だから、見方へのパスの方が安全なのです。
こうした点には注意しましょう。

さて、次は実際に股抜きをする時のタッチについて説明しておきます。

d.股抜きのタッチ

股抜きのタッチは、インサイドで抜く、アウトサイトで抜く、つま先で抜く、という3通りの方法があります。
足裏やカカトを使えば5通り以上にもなります。

でも、これは出来るだけシンプルに考えましょう。

股抜きの後で自分が行きたい方向が、

・軸足側ならインサイド。

・利き足側ならアウトサイド。

・つま先の場合は、軸足側でも利き足側でも、どちらにも行ける。

・後ろ向きのままなら足裏やカカト。

または先ほどのメッシの動画のように、いったん振り返って、インかアウトでも良いでしょう。
メッシも、このようなシンプルな股抜きをしています。

以上が、相手が向かって来る時のパターンの解説でした。
次に、相手が止まっている時のパターンを考えてみましょう。

②相手が止まっている時

この場合の股抜きのタイミングですが、結局は、相手が向かって来るのか?止まっているのか?ということで、動きがあるのかどうかの違いだけです。

だから、先ほど解説したように、
・相手と自分との位置関係がT字型のボールの通り道をイメージすること、
・自分の間合いに入ったら股抜きすること、
これだけを考えれ良いのです。

ただし、相手が止まっている時は、走ったり歩いたりしているわけではありません。
そうすると、相手は簡単に股を閉じることが出来ます。

だから、股抜きの直前で、相手に股を閉じられないために、いつもよりも間合いを詰める(相手に接近する)ように注意しましょう。

そもそも、相手が止まっている時というのは、自分から相手に向かう…という意味です。
こうした状況は、相手に対してフェイントを仕掛けることと同じです。

そうした場合に最も大切なのが、自分の間合いに入ったら直ぐに抜く!ということです。
ここで、躊躇してはいけません。
フェイントをする場合でも、躊躇していたらタイミングを逃します。

つまり、相手が止まっている時の股抜きは、フェイントを仕掛けるタイミングと全く同じことと考えてください。

そうすると、股抜きをするのか?フェイントで抜くのか?を選べるということで、相手に対する主導権を握っているとも言えるのです。

以上のように、相手が股を開いている時のタイミングとして、相手が向かって来る時と止まっている時の、2つのパターンに分けて解説しました。

こうした状況とは別に、相手が足を出した時の股抜きも大切です。

そこで、次に、相手が足を出した時の股抜きのタイミングを解説します。

(2)相手が足を出した時のタイミング

この場合のタイミングの掴み方は、先ほどの、(1)相手が股を開いている時とほぼ同じです。

この時の状況は、①相手が止まっている時、②相手が動いている時、の2つに分けられます。

①相手が止まっている時

相手が足を出す時に、相手が止まっている…、ということは、先ほど解説した、(1)相手が股を開いている時の、②相手が止まっている時と同じことです。

つまり、フェイントと全く同じタイミングなのです。
Tの字型のボールの通り道はありますし、自分の間合いに入ったので股抜きをした…と言うことだけです。

先ほどの動画の中で、向かって来るメッシに対して青4番のユニフォームの選手は、歩きながら右足を出しています。
これは、相手が勝手に動いてくれたので、フェイントを使わないダブルタッチでも抜けたと思います。

②相手が動いている時

先ほどのメッシの動画のうち、後半のシーンでは併走している黄色のユニフォームの相手に股抜きをしています。
これと同様に、実は前半のシーンに出てくる青いユニフォームの選手も少し動いています。

少し難しそうな股抜きですが、そうでもありません。

ここで重要なことは、動いている相手の左右のどちらの足が、次に出るのか?ということを、いち早く予測することです。

シーン1では、相手が左足→右足という順に足が出るのを、メッシがいち早く予測しただけです。
シーン2では、右足→左足という順に、予測しています。

なぜ予測できるのか?と言うと、人間は2足歩行の動物だからです。
右→左→右→左というように交互に足を動かすので、仮に今、右足が動いたら次は左足が動くのです。
こうした動作特性を理解すれば、次にどちらの足が出るのか?という予測はそれほど難しくありません。

こうした場合、相手が足を出す時に、どこを見れば良いのか?という点も大切です。

それは、相手のヒザを見れば予測が簡単です。

なぜなら、ヒトが足を動かす時に、必ずヒザが最初に動くからです。
つまり、左右のどちらかのヒザがほんのわずかでも動いたら、チャンスなのです。
そうした時は、不思議なくらいに、ボールの通り道が「T」の字になっています。

ちなみに、アウトやインで相手を抜く時も、相手のヒザの動きさえ見ていれば簡単に抜くことが出来るので、結局は同じ原理なのです。

さて、これまで、(1)相手が股を開いている時、(2)相手が足を出した時の股抜きを解説しました。

次からは、これまでの解説とは別に補足的な内容として、股抜きが上手い選手と下手な選手の特徴を説明します。

(3)股抜きの上手・下手

①利き足でボールを持つ

股抜きは、利き足でしっかりボールを持っている人ほど上手いです。
なぜなら、利き足でボールを持っている人は、体が開いてないからです。

そうすると、ボールの通り道である「T」字型も作りやすくなります。

ところが、両足でボールをこねくり回すような人は、身体が開きやすいです。
そうすると「T」字型は作れません。
だから、股抜きが下手なのです。

②日本の子供たちは股抜きが下手

先ほど、日本の子供たちは幼少期から両足練習をしているので、両足の間にボールを置くことが多い…、そのためディフェンスをする時も股を開きやすい…と解説しました。
つまり、日本の子供たちは身体が開いていることが多く、大人になっても同じなのです。
そうなると、利き足で、しっかりボールを持たない限り、股抜きはマスターし難いでしょう。

Jリーガーや日本代表の選手で、股抜きをたくさん決める選手はどのくらいだと思いますか?
私が知っている限り、まともな選手は久保建英くんぐらいです。

次の動画の0:10秒のシーンをご覧ください。

久保くんは、きちんと利き足の左でボールを持っています。
動画の股抜きのシーンは、相手が股を開いている時で、ボールの通り道も「T」字になっています。
たぶん、彼は日本人の身体が開くクセを見抜いてるのでしょう。

久保くんは、状況判断のレベルが高いとかいろいろ評価されますが、本当は利き足でしっかりボールを持っているところを評価するべきだと思います。
いずれにしても、股抜きが上手い選手と下手な選手の分かれ目は、利き足でしっかりボールを持つこと、身体の開きを抑える…ということですね。

③タイミングが悪いと失敗する

久保君は股抜きが上手いですが、失敗するケースもあります。
それは、やはりタイミングの問題です。

先ほど、また抜きは大きく分けて二つのタイミングがある…と解説しました。
(1)相手が股を開いている時
(2)相手が足を出した時

また、そのためには、相手のヒザの動きを見ながら、股を開いたり足を出すタイミングを予測することも大切だと説明しました。

そうした場合、久保君が失敗した最大の理由は、タイミングが遅れたということです。

先ほどご覧になった、また抜きの動画でも、久保君が相手と正対する直前に、相手の右ひざをきちんと見てさえいれば、(1)相手が股を開いた時(相手の足が揃った時)…という絶妙のタイミングを逃さなかったと思います。

ところが、ここでは正対した後に動きが止まってしまいました。
要するにチャンスを逃してしまったのです。

そうすると、相手は警戒して、股を閉じることが出来ます。
先ほども解説しましたが、ヒトは歩いたり走ったりする時は急に股を閉じることは出来ません。
でも、いったん止まると簡単に股を閉じることが出来ます。

だから、いったん動きの止まった相手に対しては、股抜きをあきらめて、別のフェイントをしたり、相手が足を出したところを狙ってアウトやインで抜かない限り、相手を抜くのは難しいでしょう。

あれだけ股抜きが上手な久保君でさえも、タイミングを間違えることがあります。
「人の振り見て我が振り直せ」とも言います。
こうした点は、ぜひ注意したいですね。

さて、次からは、股抜きの練習法を解説します。
2種類の練習メニューがありますが、小学校低学年でも出来るとてもユニークで簡単な方法です。
ぜひ参考にしてください。

2.股抜きの練習法

股抜きのタイミングは、何度も繰り返しているとおり、基本的には2つしかありません。
・相手が股を開いている時
・相手が足を出した時

だから、股抜きの練習は、この2つのタイミングを掴むことだけに集中してください。

特にありがちなのが、絶好のタイミングなのにも関わらず躊躇してしまうことです。

「とも」が練習を始めた最初の頃は、やはり躊躇して失敗していました。
でも、練習なので、何度も失敗を繰り返しながら、タイミングを覚えるようにしてください。
そうすることで、必ず股抜きが上手くなります。

(1)器具を使った股抜き

子供が物事をイメージする能力は、大人以上に優れています。
そこで、股抜きの練習の時も、タイミングを掴むため、イメージを重視した練習法が最適です。

私の息子「とも」は小3のころから「股抜きマシン」という私の手作りの器具を使って、一人でタイミングを掴む練習をしていました。

股抜きマシンの材料は100円ショップで揃えた私のお手製です。
針金、ぼろきれ、ガムテープがあれば誰でも作れます。
ちなみに、また抜きマシンと言うのは、小三の「とも」に分かりすい名称として名付けただけです。

練習のポイントは、相手が股を開いている時に、相手が足を出した時のタイミングをイメージして股抜きすることです。
また、相手のヒザと股の開き具合も意識しています。

本当は、対人練習として私が「とも」の相手をする方が良かったのですが、このころの私は坐骨神経痛がひどくて、仕方なくまた抜きマシンを作ってあげました

②相手が股を開いている時のタイミング

相手が股を開いている時のタイミグを掴む練習は、正確なボールの通り道(T字型)をイメージさせています。

特に大切なことは、相手に向って真っ直ぐドリブルして行くことです。
そうすると、相手は身構えてしまい、まるで蛇に睨まれた蛙のように、不思議なくらいに足が揃ってしまうことが多いです。

相手が股を開いている時のタイミグは、さらに2つのパターンに分けられます。
・相手が向かって来る時。
・止まっている時。

でも、基本的には足が揃っているわけですし、相手が向かって来るか?立ち止まっているかの違いだけです。
だから、ボールの通り道が、T字型になるようにイメージすれば良いだけなのです。

②相手が足を出した時のタイミング

この場合の股抜きもそれほど難しくはありません。
左右のどちらの足が出るのか?というタイミングを、いち早く予測するだけです。

人間は2足歩行の動物なので、右→左→右→左というように交互に足を動かすします。
仮に今、右足が動いたら次は左足が動きます。
こうした動作特性を理解すれば、次に出てくる足の予測はそれほど難しくありません。

また、相手が足を出す時に、相手のどこを見れば良いのか?という点も大切です。

それは、相手のヒザを見ることです。
なぜなら、ヒトは足を動かす時は、ヒザが最初に動くからです。
こうした点は、特に注意してください。

以上の練習は、タイミングを掴むための、一種のイメージトレーニングです。

これだけでもかなりの効果がありますが、子供がある程度のタイミングが理解できるようになったら、ぜひ実戦練習に移りましょう。

そこで、次に実戦向けの練習法を紹介します。

(2)股抜きゲームで実戦練習

股抜きゲームは遊び感覚で練習できるので、たぶん小学生なら夢中になるかも知れません。
また、この練習のポイントも股抜きのタイミングを掴むことです。
親子で出来る練習なので、ぜひ参考にしてください。

①練習の基本ルール

この練習は対人プレーを想定したメニューですが、とにかく重視するのは股抜きのタイミングです。
「とも」は、小三から続けていましたが、やはり器具を使うよりも実践練習の方が効果的です。

3~4m四方のスペースを使って、攻撃側は動き回りながら、ひたすら股抜きをしましょう。

守備側は、適度に足を出したり、股を開いたりしてください(お父さんがこの役をやってあげても良いです)。

股抜きは、どのタイミングが最適なのか?ということを繰り返し覚えさせましょう。

②練習の注意点

この練習は、先ほどの器具を使ったものとは違って、生身の人間を相手にするので、子供は躊躇しやすく、股抜きのタイミングを逃してしまうことが多いです。

また、股抜きは、アウトサイドやインサイドで抜くのと比べると、チャンスがとても少ないです。

なぜなら、相手が股を開いている時、相手が足を出した時のベストタイミングは、ほんの一瞬しかないからです。

そこで、守備側が、「今だ!」「もっと早く!」「遅いぞ!」など、ベストタイミングで声掛けをしてあげてください。

この練習のポイントは守備側の声掛け(コーチング)にかかっています。

声掛けのタイミングは、大きく分けて二つです。

a.股を開いている時

タイミングが遅れると、足を閉じたりボールが足に当たってしまうので、こうした点もきちんと理解させてください。
どちらかと言えば、子ども自身が「タイミングが早いかな?」と感じるくらいの方が、結果的には上手く行くことが多いです。
また、タイミングを逃してしまうくらいなら、何度も失敗するつもりで、思い切りの良さを身に付けさせた方が良いでしょう。

b.足を出した時

相手が足を出した時にタイミングが遅れると、直ぐに足を閉じられることは少ないですが、ボールが足に当たってしまうことが多くなります。
やはり、思いっ切りの良さは必要です。
相手が足を出す時は必ずヒザが最初に動くので、こうした点にも注意を促してください。

3.股抜きのまとめ

これまで股抜きのタイミングや練習法などをいろいろと解説しました。

もっとも大切なことは、次の2つのタイミングを掴むことです。
・相手が股を開いている時
・相手が足を出した時

練習する時も、タイミングを掴むことだけに集中してください。

また、メッシのプレーを参考にいろいろと解説しましたが、こうしたタイミングを掴めば、後は、ボールの通り道をイメージして、シンプルなテクニックを使えば股抜きは必ず成功します。

そもそも、ドリブルで相手と対峙した時は、右か左に抜くことが多いと思います。
シャペウを使えば上にも抜けます。
さらに、股抜きを覚えれば、真っ直ぐ抜くことも出来ます。

こうした場合、ドリブルの抜き方を、いろいろと覚えても基本的には似たり寄ったりのものばかりです。
むしろ、そうした覚え方よりも、先ほどのように、左右、上、真っ直ぐのように、シンプルでも確実な方法を習得した方が良いでしょう。
そうしたシンプルなテクニックほど試合で使えるのです。

ちなみに、この動画に出演している子供は、股抜きの2つのタイミングをきちんと掴んでいます。

たぶん、たくさん練習したのでしょう。

股抜きは、小学生でも出来る簡単なテクニックです。

だから、たくさん練習して上手くなりましょう。

画像引用:Youtube.com

-ドリブル

執筆者:


  1. タバスコ より:

    以前質問をさせていただいた事があります。
    下駄トレ、速読、利き足のリフティングなど続けていて
    だいぶ持ち方、走り方、等良くなりAチームに上がる事が出来ました。
    そこで次のステップでの質問をさせてください。
    息子は右利きです。ポジションは442の右左サイド、トップもやる事が多いです。
    右、トップではそれなりの動きが出来るように思っていましたが、
    最近ほぼ左をやっています。
    どうしても左サイドで持つとき縦に行けなく(前を向けない)悩んでいるようです。
    監督からもまわりからも縦に行けと言われてしまい悩んでいます。
    ※サイドで受けてトラップから中にゆっくり持っていく事は問題無く、右足だけでプレッシャーが多くても横、斜め等持つ運ぶことは出来てパスも出せています。
    ただ、サイドで受けてトラップ後前を向けない、縦に抜けない事がほとんどです。
    アドバイスや練習方法を教えてください。

    もう一つ
    すべてにおいて裏に抜け出せない事が多いです
    オフサイドが怖いのか、ボールが出る前に走る事が出来ないのです。
    出してがフェイントをすると走り出しても止まってしまいます(笑)
    足も遅い方なので、たまにボールが出ても、そこから追いつくことも出来ません
    良い場所にポジションとっている事は確かに見えます。
    アドバイスや良い練習方法声掛け等あればお願いします。
    どんな事でも構いませんよろしくお願いします。
    ともパパ様のブログを見てから下駄トレは毎日欠かさずやっています。
    速読もすごく役立っていて助かっています。
    よろしくお願いいたします。

    • ともパパ より:

      コメントをありがとうございます。
      動画等があれば状況が分かるのですが、私のお答えはあくまでも推測なのでご了承ください。

      サイドで受けてトラップ後前を向けない、縦に抜けない事がほとんどです。

      問題を2つに分けて考えましょう。

      1.ポジショニング
      そもそも、前を向けないということは、フリーではない→マークを剥がせないということだと思います。
      ということは、味方のパスをスペースで受けてないように思います。
      パスは2種類あって、人に出すパスとスペースに出すパスがあります。
      例えば、FCバルセロナの選手がパスを繋げられるのは、例え1mでも移動してスペースで受けているからです。
      つまりスペースに出すパスを受けるわけです。

      この辺はチームメイトとの意思疎通の問題もあるので、パスの出し手になる選手との話し合いが必要でしょう。
      出来るだけスペースでパスを受けるようにしてください。

      ちなみに、バルサの選手はそれほど足は速くないです。
      ポジショニングとテクニックのレベルが高いだけです。

      2.パスを受ける時の意識
      パスを受ける時は、パスの出し手に3、マークまたはプレスに来そうな相手に5、パスを受けるスペースに2というように、意識を配分していますか?

      最も大切なことはボールを奪われないことです。

      だから、常にマークまたはプレスに来そうな相手を意識してください。

      じろじろ見るのではなく、チラ見程度でも十分です。

      もしかして、パスの出し手の方を気にしているかも知れません。
      もしそうだとすると、これはボールウォッチャーの状態です。
      他のフィールドプレーヤーも全員、パスの出し手を見ています。
      この時に、いったん目を切って落ち着いて周りを見てください。

      そうすると違う景色=1秒後の世界が予測できます。
      つまり、これが状況判断に繋がります。

      要するに、今以上に、どんな時でも周りを見ることを意識してみてください。

      すべてにおいて裏に抜け出せない事が多いです

      これは結果を恐れているかも知れません。
      裏に抜けるためには、オフサイドをするつもりでトライさせましょう。
      かえって、オフサイドになるくらいがちょうど良いのではないでしょうか?

      プロの試合もギリギリの状況で裏抜けするので、意外とオフサイドは多いです。
      でも、オフサイドは失点にはなりません。
      また、海外では常にチャレンジさせています。
      そうしないと得点できないからです。

      たぶん、監督やコーチたちがいろいろとうるさく言うかも知れません。
      この辺は、子供さんから「自分はこうしたい!」とハッキリと伝えるようにアドバイスしたらいかがですか?
      日本では成功することを最優先にするので、安全策を考えたがります。
      オフサイドが多いと試合から外されることもあります。
      でも、失敗を恐れず、トライして繰り返すしかないのです。
      将来の成長のために…。

      以上ですが、詳細な状況が分からないので、この程度しか、お答えすることが出来ません。

      ご了承ください。

      • タバスコ より:

        ありがとうございます。
        動画送ってみますのでアドバイスお願いします
        動画でき次第コメントします。

      • ともパパ より:

        了解しました。
        お待ちしております。

      • タバスコ より:

        動画編集に時間がかかっています(笑)

        質問があります。問い合わせより連絡をします。
        よろしくお願いいたします。

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