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シザースのやり方と2つのコツ!練習法も公開

投稿日:2018年5月25日 更新日:

ロビーニョのシザース

海外のサッカー選手のシザースは上半身と下半身が連動するので連続・高速でまたぐことが出来ます。
ところが日本人は足を振り回すので、せいぜい頑張っても1~2回くらいしか出来ませんし遅すぎです。
しかも腹筋や足が疲れてしまうことから子供たちはほとんど使いません。

こうした場合、最も良いお手本になるのが元ブラジル代表のロビーニョのシザースです。
実はたった2つのコツを覚えるだけで、誰でもロビーニョのようなシザーズが出来るようになります。

そこで今回はシザースのやり方の2つのコツと練習法について詳しく解説いたします。

1.日本人のシザースのやり方

日本の子供たちがシザースを覚える時は足でまたぐ…というやり方を教わります。
だから次の動画のように足を一生懸命に振り回そうとします。

ところが、こうしたシザースはフィジカルに依存したやり方です。
これでは体力のある子供なら耐えられるでしょうが、非力な子では嫌がって使わなくなります。
だから、日本でシザースを使うサッカー選手が少ないのではないかと思います。

要するにやり方が間違っているわけですね。

それでは、冒頭でご紹介したロビーニョのシザースを見てみましょう。

ロビーニョの動きを見ると、シザースだけではなく全般的な身体能力の高さが見られます。
そうすると日本の子供たちには参考にならないのではないか?という疑問もあるでしょう。

でも大丈夫です。

そこで次にロビーニョのシザースのやり方を考えてみましょう。

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2.ロビーニョのシザースのやり方

ロビーニョのシザースのやり方は上半身と下半身の連動が最大の特徴です。

次の動画をご覧ください。

動画の前半で小学生の頃の私の息子「とも」が肩甲骨をぐるぐる回しています。
つまり、これがシザースの1つ目のコツです。

後半のシーンでは、右腕→右体側→右足、左腕→左体側→左足というようにシザースをするのが分かります。
これはどういうことかと言うと、上半身と下半身を連動させることによって筋肉の伸張反射を使うというやり方です。

こうした伸張反射を使う場合、先ほどの動画に出てきた日本人の子供のように足を振り回す必要がありません。

そうすると足が疲れないのでいくらでもまたぐことが出来ます。

実は、これがシザースの2つ目のコツです。

そもそもサッカーに限らず全てのスポーツに言えることですが、過度にフィジカルに依存したテクニックは間違いです。
日本のサッカー指導者たちはこうした点をきちんと理解するべきでしょう。

さて、ここでシザースの2つのコツをまとめましょう。
1つ目は肩甲骨を回転させる。
2つ目は筋肉の伸張反射を使う。

そこでこの2つのコツを「とも」のシザースを見ながら、次に詳しく解説します。

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3.シザースの2つのコツ

最初に「とも」のシザースをごらんください。

そのうえで先ほどの2つのコツを順に詳しく解説します。

(1)シザースと肩甲骨の回転

次の画像のA、B、Cでは、左の肩甲骨の回転によって左足が動いています。
Dでは左足が着地して、右足が始動する前に右の肩甲骨が回転を始めています。

左足でまたぐ時に肩甲骨が回旋する連続写真

これはどういうことかと言うと、足を動かしてまたぐのではなく、肩甲骨を先に動かすということです。

次の画像の動きも同じです。
右足でまたぐ時に肩甲骨が回旋する連続写真
E、F、Gでは、右の肩甲骨の回転によって右足が動いています。
Hでは、この反対になるわけですね。

こうしたやり方は、2つ目のコツである筋肉の伸張反射と密接な関係があります。
そこで次にこの点を詳しく解説します。

(2)シザースと筋肉の伸張反射・遠心力

シザースで主に使う筋肉は、上半身が上腕筋、大胸筋、腹斜筋、腸腰筋です。
下半身は大腿四頭筋です。

シザースで主に使う筋肉の説明画像
こうした筋肉の使い方で重要なことは、上半身の筋肉の伸張反射が大腿四頭筋の動きをリードするということです。

これはどういうことかと言うと、肩甲骨の回旋運動によって、
・最初に上半身の4つの筋肉を伸張させる。
・この動きに連れて大腿四頭筋が動く。

つまり、シザースをする時は上半身と下半身の筋肉を二段階で動かすいうことです。

さらに重要なのが肩甲骨の回転と上半身の4つの筋肉の伸張反射によって、足全体に遠心力が発生するという点です。

これは次の画像をごらんいただくとよく分かります。
肩甲骨の回転と上半身の4つの筋肉の伸張反射によって足全体に遠心力が発生している連続写真

Eでは右足でシザースをやる直前で、右側の肩甲骨の回転と右上半身の筋肉の伸張がピークになっています。

Fでは、すでに右側の肩甲骨が回転を終えて戻ろうとしています。
また右上半身の4つの筋肉は伸張→収縮を始めています。

ところが右足は未だまたいでいる途中です。
実はこの時は、足の力はほとんど入っていません。

これはどういうことか言うと、E→Fの間で起こした右側の肩甲骨の回転と右上半身の筋肉の伸張反射によって、右足全体に横方向の遠心力が発生したということです。
だから足に力を入れなくても高速でかつ連続のシザースが出来るのです。
しかも足に遠心力がかかるということは、足の重さも自然に使ってまたいでいるということです(足をハンマー投げの重りのように使う)。

Gでは左側の肩甲骨の回転と左上半身の筋肉の伸張が始まっているので、ここでも足に遠心力が掛かります。

要するに、肩甲骨の回転と上半身の筋肉の伸張反射によって、足に遠心力が掛かるということです。

だから、いくらシザースを続けても全く疲れませんし、ボールが止まるまでまたぎ続けることが出来るのです。

それでは、こうしたシザースをマスターするための練習方法について次に解説します。

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4.シザースの練習法

高速で連続のシザースを覚えるためには、ボールを使った練習をする必要はありません。
なぜなら肩甲骨の回転と筋肉の伸張反射を使ったやり方を覚えれば良いだけだからです。

そのために最もおススメなのが、次の動画に出てくる「肩甲骨回旋ステップ」と「肩甲骨スライドステップ」です。
動画では一本歯下駄を履いていますが、この動きに関しては下駄を履かなくても効果はあります。

ただし一点だけ注意していただきたいことがあります。
それはリラックスするということです。
そもそも緊張したり身体に力が入ると伸張反射が起きないからです。
こうした点にはくれぐれも気を付けてください。

(1)肩甲骨回旋ステップ

肩甲骨を後ろに回しながら、ゆっくりとしたスピードで前方に走ってください。
この時、シザースをするタイミングをイメージしながら肩甲骨と足の連動を意識すると良いですね。

肩甲骨回旋ステップの説明画像

(2)肩甲骨スライドステップ

肩甲骨を水平方向に大きく動かしながらステップしてください。
ふだんこの部分を動かしていない方は、なかなか動きにくくて大変だと思います。
でも少しずつで良いので練習してみてください。

肩甲骨スライドステップの連続写真

以上の練習は回数等の目安はありません。
1日5分程度でも結構です。

だいたい一週間程度続けたら実際にシザースをやってみてください。

その時は必ず肩甲骨から先に動かすように意識してください。
絶対に足でまたごうとしてはダメです。

実際にシザースをやってみて、
「力を入れなくても、またぐことが出来た…。」
「全然疲れない…。」
「足が勝手に動いている…。」
こうした感覚が身に付いた頃には高速で連続のシザースが出来ているはずです。
ぜひチャレンジしてください。

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5.まとめ

これまでシザースのやり方や練習法を解説しましたが、高速・連続でやるのは意外と簡単です。
特に2つのコツである肩甲骨の回転と筋肉の伸張反射は容易に身に付くはずです。

そもそもスポーツは科学で解明できます。
日本でよくありがちな一生懸命に足を振り回すシザースというのは科学的に考えても大きな間違いです。
やはりサッカーに限らず全てのスポーツで過度なフィジカルに依存したテクニックは非科学的です。
こうした点はくれぐれもご理解ください。

一方、少年サッカーの場合は海外と比べて芝生が少なくほとんどが土のグラウンドです。
土のグラウンドの方がボールが転がりやすいのでシザースは有効なドリブルだと思います。
ところが、子供たちは下半身の力に頼ったシザースを教わるので試合ではほとんど使いたがらないです。
私としては実にもったいないことだと思います。

シザースは肩甲骨の回旋運動と筋肉の伸張反射を覚えるだけなので本来は簡単なドリブルです。
ぜひたくさん練習して上達してほしいと願っています。

【画像引用:Youtube.com

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