ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

サッカー初心者向け試合に役立つ練習メニューまとめ!

トラップ

(1)トラップの基礎基本

初心者がトラップを練習する時は、試合中に最も多く使うインサイドのトラップを練習しましょう。

この場合、日本のトラップの指導は次のように足元にボールを止めることが正しいとされています。

ところが、このようなトラップでは3つの問題があります。

① トラップしながらボールを動かすなどのダイレクトプレーには適さない。
② 軸足の前にボールをトラップするのは、敵に対して次のプレー(パス)が見破られる。
③ プレーの切り替えがやり難い。

したがって日本で一般的とされているインサイドのトラップは、これが全てと考えてはいけません。

(2)応用性の高いインサイドトラップ

正しいインサイドトラップは、これまで日本で一般的とされた中村選手のような止め方ではありません。

次のように、臨機応変にプレーが切り替えられるテクニックを身に付けるための基礎基本のスキルと考えてください。

つまり将来の一流選手を目指すための応用性の高い止め方を覚える…と言っても良いでしょう。

その場合のポイントは2つあります。

A.クッションコントロール
B.浮身を覚える

また、この2つのスキルが身に付けば中村選手のような単に止めるだけのトラップは簡単なので、あえて練習する必要はありません。

もしも練習するとしたら、5分もしないうちにマスターできるでしょう。

なお応用性の高いインサイドトラップについては、次の記事で詳しく解説してあるので、ぜひお読みください。

浮き球トラップ(クッションコントロール、ウェッジコントロール、腿トラップ、胸トラップなど)は、次の記事をお読みください。

さて次はリフティングについて解説します。

リフティング

(1)ちょんちょんリフティング

①目的

ちょんちょんリフティングは、体幹と軸足を強化するためのトレーニングです。

この場合、サッカーのドリブル、キック、トラップとも激しい動きの中で片足立ちでプレーするため、体幹と軸足を鍛えて体を安定させる必要があります。

ところが日本では体幹トレーニングはやっても、軸足を強化する選手はほとんどいません。

だから日本人はいつまで経ってもサッカーが上手くならないのです。

そうした意味で、ぜひちょんちょんリフティングで鍛えましょう。

②練習法

このリフティングは、親指と人差し指の付け根付近を使ってリフティングしてください。

この場合、軸足のふくらはぎ~太ももの筋肉は、お尻、背筋、腹筋などの体幹部の筋肉群と連動しています。

そうすると、ちょんちょんリフティングによって軸足が強くなる、自然と体幹も強化されて安定するわけですね。

回数の目安としては1000回連続できるようにしましょう。

だいたい500回を超える頃にはキックの飛距離が伸びますし、ドリブルの精度も高くなります。

とは言っても実際にやって見るとなかなか大変ですが、だからと言ってこの練習から逃げたらサッカーは絶対に上手くなりません。

なおちょんちょんリフティングについては、次の記事で詳しく解説してあるので、ぜひお読みください。

(2)インステップリフティング

①目的

日本の指導者たちは子供が幼少期のうちから両足練習ばかりやらせるので、大人になっても体が開いています。

体が開くとは、簡単に言えば両足を開いた棒立ちの状態です。

こうした選手はボールを持つ時に両足の間(利き足のインサイドあたり)にボールを置く悪いクセが付いています。

特に日本代表でもかなり多いようですね。

その場合の問題点は次のように3つあります。

A.パワーが集中できない。
B.体の軸が不安定。
C.上半身が使えない。

これに対して体が開かない選手は利き足の前(ヒザ下)にボールを置くので、誰が見てもよく分かると思います。

とは言っても、日本では少ないですけどね。

こうした体の開きは、野球、ゴルフ、格闘技などのあらゆるスポーツで、やってはいけない姿勢とされています。

なぜなら先ほどの3つの問題が起きてプレーのパフォーマンスが落ちるからです。

でも日本では、体の開きの弊害を理解していない指導者がとても多いですね。

そうした意味では、日本のサッカー指導が如何に間違っているのかがよく分かると思います。

②練習法

体の開きを抑えるために最も効果的な練習は、利き足のインステップリフティングです。

このリフティングを練習すると体の開きがなくなるので、ボールを持つ時の姿勢がかなり良くなります。

最初のうちはボールがあっち行ったりこっち行ったりしますが、落ち着いて出来るようになったら、なるべく狭いエリアの中で練習するようにしてください(動画では1m四方にマーカーを置いて練習しています)。

回数の目安としては1000回連続で出来るようにしましょう

だいたい200~300回くらいを超えたあたりで、まるで海外のトッププレーヤーのように体の開きがなくなります。

そうすると初心者によく見られがちな、ドタバタした感じもなくなるのです。

なお体の開きについては、次の記事で詳しく解説してあるので、ぜひお読みください。

(3)両足リフティング

両足リフティングは足踏みと同じ動作なので、コツを掴めば初心者でも簡単に出来るようになります。

私の息子は小学二年生の時に一ヶ月で覚えました。

この場合、日本では「両足リフティングをやると繊細なボールタッチが身に付く…」などとよく言われ、インステップ(足の甲)を使ったリフティングを推奨しています。

でもそれは間違っていますし、矛盾しています。

なぜなら繊細なボールタッチは、常に足の指を意識してボールに触らない限り身に付かないからです。

また、そもそもインステップは指ではないので、いくらこの場所でリフティングをやっても意味がありません。

そうした意味ではコントロールタッチ(親指と人差し指の付け根あたり)を使ったリフティングを覚えましょう。

そうすることでボールタッチに対する足の指の感覚が磨かれます。

両足リフティングについては、次の記事で詳しく解説してあるので、ぜひお読みください。

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5.まとめ

これまでサッカー初心者向けの試合に役立つ練習メニューをいろいろと解説しました。

特に初心者が最初に覚えるべきサッカーのテクニックは、小学校低学年(小1~小3)で必要とされる基礎基本です。

こうした考え方は小中高の子供でも大人でも全く変わりませんし、こうしたスキルを身に付けるだけで実際の試合でもかなり役立ちます。

そうした意味では、ドリブル、キック、トラップ、リフティングをたくさん練習して、上手くなりましょう。

なお初心者を卒業したら、次の記事一覧を参考に、たくさんのテクニックを身に付けてもっとステップアップしてください。

ぜひあなたがサッカーを上手くなるように願っています。

【画像引用:Youtube.com