ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

インサイドトラップの正しい仕方!【動画と画像で詳しく解説】

インサイドトラップで左右に弾いてしまう、後ろに反らしてしまう…というミスは意外と多いですよね。

でも、日本代表の香川、中島、久保のような止め方を覚えると、単に止めるだけではなく、ドリブルやキックの切り替えも上手くなります。

そこで、今回はインサイドトラップの仕方や練習法について解説します。

1.日本のインサイドトラップの特徴と問題点

ここでは、日本で良く指導される2つのインサイドトラップといろいろな問題点について解説します。

そのうえで、後述する正しい止め方を覚えましょう。

(1)ボールを止める二つの方法

日本のインサイドトラップは、足を引いて止める、押して止めるという二つの方法がありましたが、現在は押して止めるのが一般的です。

① 足を引いて止める場合

これは次の動画の2:07からのシーンのように、自分の方に向かって来るボールの勢いを吸収して止める…というものです。

この場合、足に当たった時の反発によってボールが前に跳ね変えるので、止まる場所は軸足の前あたりになります。

これでは物理的に考えても、勢いを吸収することはありません。

つまり、このような引く動作は浮き球のクッションコントロールなら効果的ですが、グラウンダーのボールには意味がないのです。

それなら、最初から軸足の前で止めた方が良いということになりますよね。

ちなみに、このようなインサイドトラップはかなり昔のもので、今ではほとんど使われていませんが、一部の指導者は未だにこのような教え方をしているので気を付けましょう。

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② 押して止める場合

A.一般的な止め方

現在のインサイドトラップは、次の動画の中村選手のような止め方が一般的です。

ポイントは2つあります。

一つ目はボールの中心からやや上に足を当てる。

二つ目は足首を固定してボールの勢いを抑える。

この場合、ボールが足に当たるとほんのわずかにバックスピンを起こすので、逆方向に戻りながら止まります。

この動画の後半では、中村選手が足首を固定して止めるように指導するシーンがあります。

たぶん彼にとっては、インサイドキックは足首を固定する…、だからトラップもそうする…という考えがあるのでしょう。

これに対して、こちらの動画の実演者さんはいろいろと説明していますが、基本的な考え方は中村選手と変わりません。

またボールの中心から少し上に足を当てるのも同じですが、足首の固定はあまり触れていません。

でも、膝と足首を曲げて角度を維持するという点では、やはり足首の固定は必要になります。

要するに、基本的には中村選手と同じ止め方なのです。

B.ボールを切る止め方

これはボールが足に当たる時に、足を上から下に垂直に切るように降ろすことで、急激なバックスピンをかけて止めるものです。

かなり変わったインサイドトラップのように思えますが、基本的な原理は先ほどの中村選手の止め方を大げさにしただけです。

しかも、ボールの中心からやや上に足を当てるのも同じですね。

こうした止め方にも、実はいろいろな問題点があります。

そこで、次に押して止める場合の特徴と問題点について解説します。

大切な内容なのでぜひお読みください。

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