【カットインの正しいやり方(小中学生向け)】
私の息子「とも」のカットインは、ディマリアとロッべンの動きを組み合わせてアレンジしたものです。
いわば良いとこ取りですね。
小中学生向けにアレンジしているので、ぜひ試してみてください。
(1)ブレーキのかけ方
カットインのブレーキの掛け方は動画の1:01のシーンを見るとよく分かります。
まるで「とも」の体がホバークラフトのように「すーっ」と地面に浮いた状態で、ブレーキをかけているように見えませんか?
これはディマリアのような小刻みな膝抜きではなく、小学生でも出来る膝抜きと浮身を使った簡単なやり方です。
このやり方で特に大切なのが、「みぞおち抜き」ですが、これを使った浮身と膝抜きをしながらブレーキをかけているわけですね。
みぞおち抜きとは、へその少し上にある「みぞおち」を脱力すると、この部分が少し縮み、その後、反射的に伸びます(後述のみぞおち抜き:反射)。
つまり、みぞおちを一種のバネやクッションのように使うわけです(練習法は後述します)。
この動きは、意外と簡単に覚えられるので、これに慣れて来たらディマリアのような小刻みな膝抜きをしても良いですし、ロッペンのようなカットインにチャレンジしても良いでしょう。
(2)ターンのやり方
先ほどの膝抜きとみぞおち抜き(またはワップダウン)のブレーキに引き続いて、ターンのやり方としては、
①アウトサイドのタッチ
②みぞおち抜き:反射
③体幹ひねり(ロッべンと同様)
これらの動きを合わせて行います。
このうち②の「みぞおち抜き:反射」は、先ほど解説した「みぞおち抜き」の反射作用です。
これは「くの字」に曲げた体を、真っ直ぐに反発させるような動きにもなります。
また「みぞおち抜き:反射」は、③体幹ひねりとタイミングを合わせると効果的です。
このようなやり方は、最初のうちは難しそうに感じますが、慣れればタイミングを掴めるようになります(練習法は後述します)。
実際にやって見ると分かりますが、「とも」のようなカットインは、不思議なくらいに足の力を使いませんし、膝、足首、股関節への衝撃もありません。
また、身体をリラックスすればするほど、みぞおち抜きと体幹ひねりが十分に使えるので、想像以上に速い動きが体感出来ます。
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それでは次に、正しいカットインのやり方を覚えるための練習法を解説します。
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