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ダブルタッチの2つのやり方!メッシとイニエスタの特徴とは?

投稿日:2018年6月9日 更新日:

中学生のタプルタッチ
ダブルタッチはとても簡単なので子供たちにも人気のテクニックです。
でも小学校高学年や中学生年代になるとなかなかそう簡単には上手く行きません。

こうした場合、ある2つの方法を覚えれば意外と簡単に相手を抜くことが出来ます。
海外のサッカー選手たちは特にシンプルな抜き方をするので、こうした点は日本の子供たちにもお手本にしてほしいですね。

そこで今回はダブルタッチを使う時の2つの方法について、メッシとイニエスタの動きを参考にして詳しく解説します。

1.ダブルタッチとは?

(1)ダブルタッチは簡単なテクニック

ダブルタッチは次の動画のように両足のインサイドを使って抜くという、サッカーのドリブルとしてはとても簡単なテクニックです。

次のようなインサイドの動きを覚えれば小学校低学年の子供でも簡単に使えるようになれます。

ダブルタッチの幅を持たせるという点では、私の息子「とも」が実演した次の動画のような練習も効果的です。

たぶんどこのクラブでも少年団でも、このようなやり方を教わるのではないでしょうか?
そうすると子供たちはサッカーの試合で何の工夫もしないまま、ダブルタッチを使って抜こうとします。

つまり相手との間合いや反応も気にしないで、自分から先に仕掛けてしまうわけです。

そうした場合は次のような問題が起こります。

(2)ダブルタッチの問題点

そもそもダブルタッチは相手の目の前でボールをさらしてしまうテクニックです。

ボールをさらすとは、最初からディフェンスの目の前でボールを動かすことです。
ダブルタッチがボールをさらす意味の説明画像

これはアウトサイドで抜く時のように、ボールを直接相手の後方に移動させるわけではありません。
またフェイント動作はありませんし、ボールを隠すようなテクニックでもありません。

そうするとディフェンスはボールが右→左に動くのが見えるので、ドリブラーの左足にプレスをかければよいわけです。

子供のサッカーの試合で、ダブルタッチに失敗する時はこのようなことが多いのではないでしょうか?

要するにダブルタッチはとても簡単に出来る分だけ、無防備になるというテクニックなのです。

やはりサッカーの試合で使う時にボールが簡単に奪われては意味がありません。

(3)ダブルタッチを成功させる2つのやり方

子供たちがサッカーの試合でダブルタッチを成功させるためにぜひ覚えてほしいのが、次の2つのやり方です。
・フェイントを使う。
・相手に足を出させる。

ダブルタッチをそのまま使うと無防備なのでやはり工夫が必要です。
こうした工夫とはディフェンスとの駆け引きのことです。

サッカーの試合中にドリブルで抜くというのは、子供であろうと大人であろうと必ず駆け引きが必要なのです。

そこで次に、
・フェイントを使う。
・相手に足を出させる。
という2つの点について順に解説します。

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2.ダブルタッチでフェイントを使う

(1)メッシのダブルタッチ

ダブルタッチを使う時の最も簡単なフェイントは、次の動画でメッシが見せた体重移動を組み合わせたやり方です。
メッシの動きがあまりにも速いので、特にスローモーションを注意して見てください。

この時のメッシは、アウトサイドで抜くようなフェイントを仕掛けています。
メッシのアウトサイドのフェイントの様子

次の動きでは、すぐにインサイドに戻してダブルタッチを始めます。
インサイドに戻してダブルタッチを開始する様子

結局、DFはメッシのフェイントで反応が遅れたため簡単に抜かれてしまいました。
DFが抜かれる様子

このフェイントは、アウトサイドを使った体重移動とインサイドの動きを組み合わせただけです。
サッカーのテクニックとしてはとても簡単なですね。
実は海外のサッカー選手たちは、このようなシンプルなテクニックをたくさん使います。

(2)ダブルタッチのフェイント動作と練習法

先ほどのメッシのフェイント動作を私の息子「とも」が実演すると、次のような動きになります。

ここでのフェイントはアウトサイドで抜くようなフェイントというよりも、利き足側へのほんのわずかな体重移動だけです。
利き足側へのほんのわずかな体重移動によるフェイントの様子

次の動きはメッシと同じように、インサイドに戻してダブルタッチを始めます。
インサイドに戻してダブルタッチを始める様子

やはり利き足のアウトサイドからインサイドに切り替えるだけなので、とてもシンプルなフェイントです。
先ほどのメッシの動画でも見られましたが、試合中にダブルタッチを使う場合はこのような簡単なテクニックで相手は引っかかってしまうのです。

このような体重移動の練習法としては、インサイドとアウトサイドを使ったカットドリブルを練習すれば誰でも覚えられます。

またボールを使わない練習法としては、誰でも簡単に出来る体重移動体操もおススメです。

さて、次はタプルタッチで相手に足を出させるという方法を解説しましょう。

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3.ダブルタッチで相手に足を出させる

(1)イニエスタのダブルタッチ

ダブルタッチで相手に足を出させるテクニックは、先ほどのようなフェイント動作とは違います。
これはディフェンスとの駆け引きがモノを言うわけですが、それほど難しいことではありません。

特に次の動画で見せるイニエスタの動きがとても簡単です。

この時のイニエスタはインサイドを使ってボールを持ったままですが、フェイントの動きが全くありません。
これは、先ほども解説しましたが、ダブルタッチ特有の「ボールをさらす」という動作を逆手に取っています。
つまり相手に足を出させて、ボールを取りに来させているのです。

ボールをさらすイニエスタ

次の動きでもインサイドでボールを持ったままですが、ディフェンスは右足を出そうとしています。

ディフェンスが右足を出す様子

ここで相手が足を出したのですが、その時のイニエスタはすでにダブルタッチで抜いています。
しかもDFの背中側に回り込んだので、抜かれた方は「くるっ…」と振り向かなくてはなりません。
その間にイニエスタは抜き去ってしまうというわけです。
イニエスタが抜き去る様子

ここでのイニエスタの動きは、先ほどのメッシのようなフェイント動作は全く見られません。
相手にわざと足を出させるという点では、実に巧妙な駆け引きです。

こうしたイニエスタの巧妙なテクニックは、次の動画も参考になります。
特に2:43以降の「ちょこっとアドバイス」がかなり参考になります。

要約すると、
「イニエスタは利き足の前にボールをおき、同じ姿勢からダブルタッチやアウトで抜くのでDFは予測しにくい…。剣道の達人も予備動作がないので相手はどのように竹刀を打ってくるのか分からない…。フェイントなしで抜けるのはDFが足を出してもすぐにかわせる位置にボールをおいている(利き足の前)…。」

つまりフェイントをしないで抜く時は、利き足の前にボールを置いて予備動作を見せない(動きを予測させない)ことが大切なのです。

これは先ほど解説した、イニエスタがダブルタッチ特有の「ボールをさらす」という動作を逆手に取っている…ということとも関係します。

ボールをさらす…という動作は、相手にとっては「次にどうやって動くのだろう…」と考えるのではなく、「ボールを取りに行きたい…」という心理が先に働いてしまって思考停止になることを意味します。

そうするとイニエスタの次の動きの予測まで頭が働かなくなるのです。

まるで飼い猫や犬の目の前にエサを置いてお預けをしているようなものですね。
そうすると猫や犬はエサのことしか頭にないので他のことは思考停止になるわけです。

でもここで注意する点は、足を出させるとは言ってもどのタイミングでダブルタッチを仕掛けるのか?という問題があります。
そこで次にこの点を解説します。

(2)ダブルタッチで相手の足が出る瞬間を見抜く方法

先ほどのイニエスタの動きを私の息子「とも」が実演すると、次のようなやり方になります。

ここで注目していただきたいのが、ディフェンダーの足が出る動きを見抜く瞬間です。
それはディフェンダーの膝が動いた時です。
ディフェンダーの膝が動いた瞬間の様子

実はヒトの動作特性として足を動かす時は必ず膝が最初に動きます。
またいったん一つの動作を開始すると急に止めることは出来ません。
つまり相手の膝が動いたら、ほぼ100%に近い状態で足を出してしまう…ということなのです。

これは車は急に止まれない…と言うのと同じです。

でも膝が動くのを見てダブルタッチを仕掛けるというのは、まるで後出しジャンケンと同じやり方ですね。

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4.まとめ

今回は子供たちがダブルタッチを成功させるために、ぜひ覚えてほしい2つの方法を解説しました。
一つ目はメッシのようにフェイントを使う。
二つ目はイニエスタのように相手に足を出させる。

ダブルタッチを何の工夫もしないで使うと、相手にボールをさらすので奪われやすいです。
やはりサッカーの試合で使う時はメッシやイニエスタのようにきちんと駆け引きをしましょう。

一人でも多くの子供たちがダブルタッチを上手くなるように願っています。

【画像引用:Youtube.com

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