ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

インフロントキックの正しい蹴リ方と練習法!【動画解説付き】

【練習方法】

インフロントキックの練習は、単にボールを蹴るだけでは上手くなりません。

蹴り方のサポートするための練習メニューを組むことが大切です。

(1)利き足リフティング

強くて遠くに飛ばすキックを蹴る時は、身体全体に強い遠心力がかかるため、体幹や軸足が貧弱な状態ではフォームがグラついて、思い通りに蹴れません。

そこで、利き足リフティングをたくさん練習して、体幹と軸足を鍛えましょう。

これから紹介するリフティングは、いずれも1000回を目指してください。

特におすすめなのが、次のちょんちょんリフティングです。

※体幹と軸足を鍛えること、ちょんちょんリフティングの効果などを詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。
キックは軸足を鍛えて上手くなる!トレーニング法も解説
ちょんちょんリフティングがサッカーに役立つ驚きの効果

体幹と軸足が強化されると、フィニッシュで蹴り足が横方向に流れるようになります。

蹴り足が前に流れるようでは、ボールコントロールが安定しないため、狙ったところに正確に蹴れません。

インフロントキックは単に遠くに飛ばせばよいというわけではなく、ピンポイントで正確なコントロールも必要なのです。

特に日本人は、世界的に見てもこの部分の強化が遅れています。

あなたの子供さんがプロを目指すのであれば、この部分は絶対に鍛えておくべきでしょう。

なお、ここで紹介したリフティングは全て利き足だけを使ってください。

いくら両足でリフティングしても、歩いたり足踏みしたりする動作を繰り返すだけなので、体幹や軸足は鍛えられません。

※利き足リフティングの効果を詳しくお知りになりたい方は次の記事をお読みください。
利き足リフティングの効果は3つ!両足練習は役立たず?

(2)スイングの素振り

次の動画を参考にして、キックフォームの素振りをしてください。

この練習の目的は正確なキックフォームを身に付けることですが、それだけではありません。

全身をリラックスして素振りすることで、
筋肉の伸張反射
上半身のバネ作用
足の遠心力と重さを使う
この3つテクニックが身に付いて飛距離が格段にアップします。

この時の注意点は、次の三つです。

・筋肉に力を入れないこと。
力を入れてしまうと先ほどの3つテクニックが使えなくなるからです。

・上から下に蹴るイメージを持ってダウンスイングをすること。
ダウンスイングを覚えることで、擦り下げがスムーズになります。

・フィニッシュの時、蹴り足が上がり過ぎないようにすること。
蹴り足がヒザよりも上に上がり過ぎると、すくい上げるようなキックになって、バックスピンが掛かり難くなってしまうので注意しましょう(ボールにドライブ回転がかってしまう)。

この練習は野球のバットの素振りと同じで、単にボールを蹴るよりも何倍もの効果があります。

地味な練習ですが、ぜひやってみてください。

(3)バックスピンの感覚を掴む

バックスピンの感覚を掴むため、インフロントの面や、親指の付け根を使ってボールを擦り下げるようにダウンスイングで蹴りましょう。

距離は5~6mから始めてください。

先ほどの利き足リフティングを続けて体幹と軸足が安定すると、だんだんと飛距離が伸びて来ます。

だから、先ほどの利き足リフティングと必ず並行して練習してください。

小学校低学年であれば、次のように自宅でも出来るので、先ずは2~3mの距離から始めても良いでしょう。

(4)一本歯下駄トレーニング

体のバネ作用と筋肉の伸張反射を身に付けるためには、一本歯下駄トレーニングも効果的です。

このトレーニングを続けると体のバネ作用と筋肉の伸張反射の相互作用によって、強くて飛距離のあるインフロンキックが蹴れるようになります。

特にバネ作用を身に付けるうえで効果的なワップダウンやワップアップの動きは、次の動画の0:59からのシーンを参考にしてください。

※ただし下駄をお持ちでない場合は、クツを履いてトレーニングをやっても一定の効果はあります。

※一本歯下駄トレーニングをもっと詳しくお知りになりたい方は次の記事をお読みください。
一本歯下駄の効果!身体能力アップに役立つ5つの理由!
一本歯下駄トレーニング!サッカー向け練習メニュー22選

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【まとめ】

これまでインフロントキックの蹴り方として、インステップキックやインサイドキックとの違い、ボールが浮く仕組み、バックスピンのかけ方、遠くに飛ばす方法など、正しい蹴り方の全てを詳しく解説しました。

小学生にとって、インフロントキックは意外と難しい蹴り方です。

ここはぜひとも解決する手助けをしたい…。

そうした想いから今回の記事を書いたのですが、ちまたに出回っているような、いい加減なものではなく、本当に役に立つ内容を厳選してお伝えしました。

そうした意味では、全国のサッカー少年・少女への参考にしていただきたいと考えています。

今回の記事をお読みになったお父さんやお母さんたちも、自信を持って子供さんたちに教えてあげてください。

一人でも多くの子供たちが、インフロントキックを上手く蹴れるように願っています。

【画像引用:Youtube.com