インサイドキックが上手くなるためには、海外のサッカー選手の正しい蹴り方を覚えましょう。
日本の指導者は、いまだにパター型の間違った蹴り方が多いです。
パター型のインサイドキックの問題点は、
・軸足を蹴る方向に向ける。
・股関節を使って蹴る。
・パス&ゴーがやり難い。
これでは、いつまで経っても海外のサッカーに追い付きません。
正しいインサイドキックの特徴は、
・軸足をやや内側に向ける。
・体幹のひねりを使って蹴る。
・パス&ゴーがスムーズ。
そこで、今回はパター型の間違った蹴り方、正しいインサイドキック、パスを正確にするための練習法について詳しく解説します。
この記事は6ページに分かれているので、順番に読んでも良いですし、直接それぞれのページを読んでいただいても結構です。
1ページ目(このページに書いてあります)
【パター型のインサイドキックとは】
(1)軸足を蹴る方向に向ける
2ページ目
(2)股関節を使って蹴る
(3)パス&ゴーがやり難い
3ページ目
【インサイドキックの正しい蹴り方】
(1)軸足をやや内側に向ける
4ページ目
(2)体幹をひねって蹴る
(3)パス&ゴーがスムーズ
(4)インサイドキックの当てる場所
5ページ目
【インサイドキック(パス)の練習法】
(1)左右の蹴り分け
6ページ目
(2)プレスからの蹴り分け
(3)マト当て
【まとめ】
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【パター型のインサイドキックとは】
ここではパター型の間違ったインサイドキックは、どのような問題があるのか?と言う点を解説します。
次の動画をご覧になると分かりますが、パター型には3つの特徴があります。
(1)軸足を蹴る方向に向ける
(2)股関節を使って蹴る
(3)パス&ゴーがやり難い
そこで、次にこうした3つの問題を順に考えてみましょう。
(1)軸足を蹴る方向に向ける
蹴る方向に軸足を向けるのは、2つの問題があります。
①相手にパスコースが分かってしまう
パター型のインサイドキックで蹴ると、相手にパスコース分かってしまうため、パスカットされやすくなります。
例えば、次の画像でAがBにパスをしようとします。
その時、Aがパター型のインサイドキックだとしたら、Bに上体と軸足のつま先を向けることになります。
それを見た相手チームのCは、パスコースを見破ってパスカット出来るわけですね。
つまり軸足を蹴りたい方向に向けるのは、相手にパスコースを教えるようなものなのです。
②パスコースが変えられない
パター型の蹴り方は、上体と軸足を向けた方向にしか蹴れません。
そうすると、インパクトの直前でパスコースを変えることが出来ないのです。
ところが、海外の選手は、蹴る直前にパスコースを変えることが出来ます。
例:カゼミーロ(ブラジル代表)
カゼミーロの軸足の向きを見ると、かなりおかしな蹴り方をしていますよね。
これは、最初に真っ直ぐ蹴ろうとしたものの、途中でパスコースを変えて左側に蹴ったようです。たぶん、彼の目の前にいた相手のプレスをかわすためだと思います。
パター型では、このようにパスコースを変えて蹴るのはかなり難しいですね。
以上のように、上体と軸足を蹴る方向に向けることで①パスコースが分かってしまう、②パスコースが変えられないという2つの問題があります。
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それでは次に、パター型の2つ目の特徴である、股関節を使った蹴り方について考えてみましょう。
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