ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

インサイドキックの正しい蹴り方と練習法!

(2)体幹をひねって蹴る

インサイドキックは、バックスイングが大きく取れないという特徴があります。

その理由は助走の距離が少なく、ほぼ一歩で蹴るからです。

そうした場合、体幹ひねりを使うことで解決しますが、その場合のメリットは3つあります。

そこで、次にこの点を詳しく解説します。

①筋肉の伸張反射を使える

体幹ひねりを使うと、バックスイングの大きさに関係なく、強く遠くに蹴ることが出来ます。

その理由は、筋肉の伸張反射が使えるからです。

伸張反射とは、急激に伸びた筋肉が元に戻ろうとして収縮する反射運動です(伸ばしたゴムが急激に縮む仕組みと同じ)。

この伸張反射は、例えば熱いものを触った時にすぐに手を離す…という反射神経と同じなので、とてもスピーディーな動作になります。

具体的には、バックスイングで大胸筋や大腿四頭筋などが伸び、フォロースルーまでの間にこれらの筋肉が急激に収縮して、大きなパワーを生み出すわけです。

※伸張反射を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。

でも、実際には伸張反射以外にも、骨格のバネ作用、足の遠心力と重さなどの作用も合わさるので、爆発的なパワーを発揮できます。

※骨格のバネ作用、足の遠心力と重さを使った蹴り方を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。

②蹴り分けが簡単に出来る

体幹ひねりを使うと体の向きを簡単に変えられるので、蹴り分けがスムーズになります。

だから、蹴る直前でパスコースを変えるようなプレーが簡単に出来るのです。

※キックの蹴り分けを詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。

③股関節の負担がない

体幹ひねりを使った蹴り方は、パター型のような股関節の負担は全くありません。

なぜなら、ヒザ振りが自然だからです。

つまり、正しいインサイドキックには、「股関節を使って蹴る…」という発想がないのです。

さて次は「パス&ゴーがスムーズ」について解説します。

(3)パス&ゴーがスムーズ

正しいインサイドキックは、パター型のように、蹴った後にそっくり返るようなことはありません。

最初から最後まで、ずっと直立姿勢を保てるので蹴り足が自然に前に出ます。

つまり蹴り足が一歩目になって、パス&ゴーがスムーズになるということですね。

実際に蹴ってみるとよく分かりますが、全く意識しなくても一歩前に出ます。

現代サッカーはスピード化しているので、パスを出したら直ぐに次のプレーに移らなくてはいけません。

だから、パター型のように、蹴った時にそっくり返ってしまい…、頑張って体勢を立て直す…というのでは遅いのです。

そのためにも、ぜひ正しいインサイドキックを覚えてください。

(4)インサイドキックの当てる場所

最後になりますが、インサイドキックの当てる場所について解説します。

これはU12~U13くらいまでに、最低でも3箇所は覚えてほしいです。

①一般的なインサイドの面(蹴りやすいポイントで良い)→10~20m程度の距離を蹴る。

②インフロント⇒カーブ回転をかける。
厳密に言えばインサイドキックではありませんが、パスの種類を増やす意味でぜひ覚えましょう。

③くるぶしの近く→20m以上の長い距離を蹴る。

さて、次はインサイドキックで正確なパスをするための練習法を解説します。

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