ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

インサイドキックの正しい蹴り方と練習法!

【インサイドキック(パス)の練習法】

インサイドキックを使ったパス練習は、試合を想定した練習メニューが大切です。

その場合のポイントは2つです。
・キックの直前で左右のどちらかに蹴り分けること。
・狙った場所に正確に蹴ること。

次の動画は、「とも」と私で実演した、インサイドキックの基本的なパス練習のメニューです。

インサイドキックの練習メニューは、3つあります。
(1)左右の蹴り分け
(2)プレスからの蹴り分け
(3)マト当て

そこで、次に3つの練習メニューを順に解説します。

(1)左右の蹴り分け

①蹴り分けとは?

これまで解説したインサイドキックの正しい蹴り方を身に付けると、左右の蹴り分けがスムーズになります。

また体幹ひねりを使うので、インパクトの直前でパスコースを変えることも出来ます。

そもそも、インパクトの直前でパスコースを変えるのは、簡単そうで意外と難しいです。

例えば、FCバルセロナの選手たちは、相手選手の間で受けることが多いですよね。

そうした場合、相手選手との距離が近過ぎて、トラップの際にボールを奪われたら意味がありません。

だからパスの出し手は相手DFの動きを見ながら、パスコースを変えることがあります。

こうしたプレーは、Youtubeなどで一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

ポイントとしては、蹴る直前の蹴り足の向き?体幹をどのように捻ってキックしているのか?という点に着目してください。

②体幹の使い方が重要

サッカーは、足だけでプレーするものではありません。

特にインサイドキックの蹴り分けは、パスを出す直前に行うものです。

その場合、例えば密集状態では十分にヒザを振って蹴ることは出来ないでしょう。

でも、体幹をひねるだけで、強いキックを蹴ることが出来ます。

このような試合中の状況も想定して、体幹を使った正しいインサイドキックをぜひ覚えてください。

③練習方法

左右の蹴り分けは、なるべくワンタッチで練習しましょう。

その理由は、練習の時から試合中の状況を想定するためです。

そもそも試合中は、いつもフリーということはありませんし、むしろ密集状態の方が多いので、トラップする暇もないはずです。

だからこそ試合中の状況を意識して、ワンタッチで練習するべきなのです(プロの練習はワンタッチかツータッチ)。

もちろん慣れるまでは、ツータッチでも構いません。

なお、利き足側に蹴り分ける場合と軸足側に蹴り分ける場合とでは、身体の使い方が少し変わるので注意してください。

(ア)利き足側に蹴り分ける場合

利き足側に蹴リ分ける場合は、あまり強く蹴れません。

そこで強いインサイドキックを蹴るために、体幹ひねりに「みぞおち抜き」と「ワップダウン」の動きをプラスします。

みぞおち抜きとワップダウンは、背骨を直立した姿勢から一気に「く」の字に曲げるという、重力落下運動を利用した蹴り方です。

簡単に言えば、大きく背伸びをした状態から一気に力を抜いて「ストーン!」と体を沈ませるような動きですね。

つまり、この落下運動を、蹴る時のパワーに変換するわけです。

ちなみに、背伸びしてから沈むという動作は、筋肉の伸張反射も使っています。

体幹ひねり、みぞおち抜き、ワップダウンの動き、筋肉の伸張反射を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。

こうした面倒なことをしないで、逆足で蹴ったらどうか?なんて思う人も多いでしょう。

でも、そうすると体が開いてしまいます。

※体の開きによる弊害を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。

それに、そのようなことを考える前にきちんと利き足のレベルを上げましょう。

利き足のレベルを上げれば、必ずサッカーが上手くなります。

実際にも海外のトッププレーヤーたちは、利き足を上手に使ってパスを蹴り分けています。

日本はサッカー後進国なので、海外の選手たちのプレーから、きちんと学びましょう。

※サッカーと利き足の関係を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。

(イ)軸足側に蹴り分ける場合

軸足側に蹴る場合は、フィギュアスケートのスピンのように、軸足でくるっと回りながら蹴ってください。

そうすると足の重さと遠心力が使えるので、インパクトのスピードが速くなります。

さて、これまで紹介したインサイドキックの練習メニューは、正確に蹴り分けることが狙いでした。

でも、相手からのプレスという状況を想定した練習も必要です。

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そこで次に、相手のプレスを想定した練習方法をご紹介します。

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