インステップキックが上手く蹴れない、強いキックを蹴りたい、ゴロになってしまう、シュートをふかしてしまう…と悩んでいる子供は多いのではないでしょうか?
でも、正しい蹴り方を覚えれば、誰でも無回転の強力な弾丸シュートを蹴ることが出来ます!
そこで今回は実演動画を使ってインステップキックの仕組み、蹴り方、全身を使った強いキック、練習方法など、あなたが知りたい全てのことを詳しく解説します。
※この記事は5つのページに分かれているので、順番に読んでも良いですし、直接それぞれのページを読んでいただいても結構です。
1ページ目(このページに書いてあります)
【インステップキックの仕組み】
2ページ目(←クリック!)
【インステップキックの蹴り方】
(1)足の当てる場所
3ページ目(←クリック!)
(2)インステップキックの助走
(3)インステップキックのフォーム
4ページ目(←クリック!)
(4)全身を使った強いインステップキック
5ページ目(←クリック!)
【インステップキックの練習方法】
【まとめ】
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【インステップキックの仕組み】
インステップキックを正しく蹴ると、強くて無回転のボールが飛びますが、ほとんどの子供はコロコロと転がったり、バックスピンがかかったりするので、強いシュートが打てません。
その原因は、正しい蹴り方を教わっていないからです(日本の多くの指導者は分かっていない)。
そこで正しい蹴り方を覚えるために、まず最初にインステップキックの仕組みを理解しましょう。また、そのうえで全身を使った強いキックの蹴り方や練習法に取り組んでください(詳細は後述します)。
そうすることが、インステップキックを覚えるための最短最速の近道です。
(1)ボールの中心を蹴るとは?
インステップキックは「足の甲でボールの中心(真ん中)を蹴るように…」とよく言われます。
そこで先ずは、ボールの中心を蹴るとはどういうことか?どのようにインパクトすれば良いのか?という点を考えてみましょう。
ところで、ほとんどのクラブや少年団では「ボールの中心を蹴るように…」と教わりますが、実はそれだけでは上手く蹴れません。
なぜならボールは球体なので、全ての面が中心になるからです。
正しくは、ボールの中心軸に対して、その距離の分(ボール一個分)だけ、真っ直ぐ押し出すように蹴らなくてはいけません。
また、この場合の中心軸の距離とは、ボールの直径のことで、3号球は19㎝、4号球は20.5㎝、5号球は22㎝になります。
だから、単に「中心を蹴る…」というのではなく、中心軸に向かってインパクトする…というのが正解なのです。
さらに、このように正しく蹴るとボールが変形するので、凹む感覚を体感できます。
もしも子供が分かり難かったら、「だんご(ボール)を串刺し(中心軸)するイメージで蹴ると良い…」とアドバイスしてください。
このように蹴ったボールは無回転のブレ玉になり、ゴールキーパーがセーブし難いため、強力な武器になります。
なお、ボールを高く蹴ったり、低く蹴ったりする場合でも、この中心軸をインパクトする考えは同じです。
(2)ボールの中心軸と高低の蹴り分け
インステップキックで高く蹴ったり、低く蹴ったりする時に、例えば「下から上に蹴ればボールが浮くだろう…」などと簡単に考えてるのは止めましょう。
そうではなく、ボールの高低を蹴り分ける時は、地面と中心軸の角度をきちんと意識してください。
例えば、地面と水平に中心軸をインパクトすれば、ボールは無回転で水平に飛びます。
また、地面に対して中心軸の角度を上げれば、ボールは無回転の状態で高く飛ぶのです。
ただし中心軸を外すと、次のような失敗パターンが起きます。
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(3)中心軸を外すと失敗する
インステップキックを失敗する場合に共通するのは、インパクトの時に中心軸を外して、ボールに回転が掛かってしまうことです。
また、この時のパターンは大きく2つに分けられます。
一つ目は、中心軸を上に外すとドライブ回転がかかるため、いったん高く上がってもすぐに落下するか、最初からゴロになるのかという、いずれかの弾道になります。
二つ目は、中心軸を下に外すとバックスピンがかかってボールが高く浮くため、シュートを打った時にゴールのバーを越えるような弾道になります(日本代表やJリーガーに多い)。
いずれの蹴り方もボールに回転がかかるのですが、これは前に向かうためのエネルギーを、回転運動がかかることで浪費してしまうことになります。
したがって、ボールの勢いが落ちるため、強いシュートが蹴れない…というわけですね。
このような失敗をしないためにも、ボールの中心軸に向かってインパクトする!という仕組みをきちんと覚えてください。
さて、こうした仕組みを覚えたら、次は、いよいよインステップキックの蹴り方について解説します。
初心者でも分かりやすく、詳しく説明しますで、ぜひお読みください!
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