ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

インステップキックの蹴り方と練習法!強いシュートの打ち方とは?

(2)インステップキックの助走

①助走の角度と入り方

インステップキックの助走の角度と入り方は、ボールの真後ろよりも斜め後ろからの方がスムーズに蹴れるとよく言われますが、それだけでは不十分です。

やはり、先ほどの足の当てる場所と同じように、何度も蹴って、どのような角度と入り方が良いのか?という自分なりの助走を見付けるのが大切です。

また、正確なボールコントロールのために、助走を始める前は、毎回ボールの後ろに立って狙う場所を確認してください。

なぜなら蹴った時にボールが飛ぶ方向は、助走のスタート地点と、実際に蹴る地点とでは見た目の誤差が生じるからです。

ちなみにゴルフ経験のある方なら分かると思いますが、ショットを打つ前に必ず狙う場所を真後ろから確認しますよね。

これと同じ要領で目標を確認しましょう。

また、インパクトの時の軸足の方向とボールが飛ぶ方向も一致させましょう。

ちなみに、息子の「とも」の助走はほぼ一歩ですが、斜め後ろと言うよりもやや横方向から入ります。

その理由は、助走のスタートの時に急激に体幹をひねって半回転するという遠心力(足を振り回すような蹴り方)を使うので、斜め後ろよりも横方向から入る方が蹴りやすいのでしょう。

助走の角度や入り方は、足の当てる場所と同じように子供の体型や足の長さ・形が違うため、正解というものはありません。

とにかく、何度も蹴って自分に合った助走のやり方を見付けるのがいちばんです。

②助走は一歩で蹴る

インステップキックはゴール前でシュートに使うことが多いですが、そうした場所は相手DFが多く、密集状態になっていることが多いです。

もしもこうした状態でたくさん助走を取っていたら、あっという間にシュートコースが塞がれて、せっかくの得点チャンスを逃すでしょう。

そこで次の動画のように、ぜひ一歩の助走で蹴れるようになってください。

このようなテクニックは、決して難しいことではなく、練習すれば、誰でも身に付く技術です。

コツとしては助走の時に、高くジャンプするようにして、バックスイングを大きくすれば一歩の助走で蹴ることが出来ます(次の画像「インステップキックのフォーム」の③のようにジャンプする)。

ぜひチャレンジしてください。

※キックの助走の方法を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。
サッカーのキックの助走は何歩で?動画と画像で詳しく解説

さて次はインステップキックのキックフォームを解説します。

(3)キックフォーム

次の画像は、助走開始~フィニッシュまでのキックフォームです。

イメージトレーニングの参考にしてください。

このフォームの中で、特に注意していただきたい点が2つあります。

①押し出すように蹴る

インステップキックは、これまで何度も解説したとおり、ボールの中心軸をインパクトすれば、必ず無回転になります。

そこでインパクトの時に、ボール一個分だけ蹴り足を押し出すようにスイングしましょう。

そうすることで、ボールが凹む感覚が起こります。

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②つま先が地面に当たる場合

インステップキックを蹴る時に足首を垂直に伸ばすと、つま先が地面に当たってしまうため、足首を少し寝かせた方が良いとよく言われます。

でもあまり意識し過ぎると体が軸足方向に傾いて、インステップキック本来の押し出すような蹴り方ができなくなってしまいます(押し出すように蹴るためには上体を起こさないとダメ)。

そのためインフロントキックのような擦り下げる(ダウンスイング)蹴り方になりやすく、ボールにバックスピンがかかり、強い無回転のボールが蹴れなくなることがあります。

でもインステップキックのインパクトの時は、体が自然と軸足方向に傾く(ほんの少しですが)ので、あまり細かいことは意識しない方が良いでしょう。

また、つま先が地面に当たるような失敗があったとしても、練習を続ける過程で微妙な足首の角度を覚えて行くので、しだいに解消して行きます。

むしろ大切なことは、ボールの中心軸に向かってインパクトすることであり、それによってボールが無回転になるとともに高低の蹴り分けを覚えられるのです(地面と中心軸の角度を意識する)。

要するに、つま先が地面に当たるからと言って、過度に意識し過ぎるのは止めましょう。

以上が、インステップキックの基本の蹴り方です。

さて、次は、全身を使った強いキックの蹴り方を解説します。

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