【身体能力の改善とナンバ走法・フラット接地】
足を速くするための身体能力の改善という点で、次の3つのトレーニングを続けました。
(1)一本歯下駄トレーニングで体のバネを覚醒
これは、タイツ先生こと吉澤雅之さんが推奨する練習法です。
この練習を続けることで、体のバネ作用が覚醒し、飛ぶ、跳ねる、走るという身体能力がアップします。
足が速くなるためには、体のバネ作用が絶対に必要です。
また、ヒトはこうした体のバネを生まれ付き持っているので、誰でも足が速くなる可能性があるということですね。
一方、このトレーニングは全身をリラックスして行うので、筋トレのような辛いものではありません。
この練習は、小学二年生の三学期から五年生まで続けました。
今では、サッカー向けの練習メニューを組んで、ときどきトレーニングする程度です。
※一本歯下駄トレーニングをもっと詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。
(2)ナンバ走法とフラット接地
速く走れるのに疲労は少ない…、つまりパワーロスが少ないという点で、次の二つの走り方に着目しました。
①ナンバ走法
②フラット接地
※ナンバ走法とフラット接地を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。
ナンバ走法とフラット接地は一本歯下駄トレーニングを続けることで、自然と身に付きます。
ただし、フラット接地は腸腰筋を鍛える必要があるので腸腰筋トレーニングもやりました。
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(3)腸腰筋トレーニング
このトレーニングの目的はも足の筋肉(大腿四頭筋)と腸腰筋を連動させることです。
そうすると、腸腰筋をまるで足の一部のように使うことが出来ます。
つまり、足が長くなったように自然とストライドが伸びるのです。
ただし、このトレーニングの負荷はかなり高いです。
「とも」は小学三年生の一学期から始めましたが、出来るだけ小学校高学年から開始した方が良いでしょう。
ちなみに、このトレーニングは今でも続けています。
※動画中では「大腰筋」と表示してありますが、腸腰筋と読み替えてください
このトレーニングによって、足の筋肉(大腿四頭筋)と腸腰筋が連動するようになります。
そうすると、足の筋肉と腸腰筋の伸長収縮反射が起こります。
次の画像をごらんいただくと良く分かると思います。
①地面を蹴った時→足の筋肉と腸腰筋が伸びる。
②伸びた筋肉と腸腰筋が縮む時に自然と足が前に出る。
これは、必死に頑張って走る!という、従来の走り方とは全く違います。
むしろ走る時はほとんど力を入れず、足の筋肉と腸腰筋の伸び縮みだけで自然と足を前に出すわけですね。
先ほど解説したフラット接地が、まさにこのことです。
この点については、次の動画の7:15から、タイツ先生が詳しく解説しています。
※腸腰筋トレーニングを詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。
実は、これまで常識とされていた頑張って速く走る!という発想は、陸上競技の世界ではもはや時代遅れです。
むしろ、最新の科学を勉強した方が足が速くなるわけですね。
さて、これまで足が速くなるための練習方法として、スタートダッシュの改善、身体能力の改善、ナンバ走法・フラット接地についてご紹介しました。
そこで次に、この練習を続けてどのような成果があったのか?を解説します。
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