ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

足が速くなる練習方法!小学二年生が三ヶ月で学年トップ?

4.足が速くなる練習の成果

小学二年生の三学期から続けた練習で、最初に効果が見られたのは、三年生の一学期の新体力テストです。

さっそく、短距離走、シャトルラン、立ち幅跳びで学年トップになりました。

ちなみに、立ち幅跳びは、六年生の全国平均を上回る170㎝以上を飛んでいました。

つまり、走るスピードだけではなく、跳躍力も加わったわけですね。

足が速くなる練習を開始してから三ヶ月程度ですが、先ずは短期目標の達成です。

「とも」は、誰よりも足が速い!という自信を持つようになりました。

その後、夏から秋にかけてさらに足が速くなりました。

(1)スタートダッシュが速い

小三の夏休みのサッカー大会で、「スタートダッシュの改善」の成果が見られました。

次の動画では、右足のトラップ直後の左足のワンタッチから、素早いスタートダッシュで、相手チームの六年生を振り切った様子が分かり分かります。

ここでは、2つの特徴的な動きが見られます。

① 両手をバランサーに使う

肩甲骨を脱力して、両手をやじろべいのようなバランサーになっています。

このバランサーとは、両手を広げて前後に大きく振って、腕の重さを腕振りの遠心力のパワーとして利用することです。

そうすることで、リラックスした自然な腕振りが出来るようになります。

また自然な腕振りは、速く走るためには必要なことです。

なぜなら、一生懸命に腕振りをするとムダな力が入ってしまい、速く走るためのパワーがロスしてしまうからです。

足が速くなるためには頑張り過ぎるのではなく、むしろリラックスが必要なのです。

ちなみにこうしたバランサーの動きは、全身の骨格と筋肉の連動によるもので、一本歯下駄トレーニングの効果が高かったと言えます。

② 前傾姿勢でスタートダッシュ

体を前に倒しながら、低い前傾姿勢でスタートダッシュしています。

一本の棒のような姿勢でスタートしている様子を見ると、地面反力をきちんと利用していることが分かります。

最初の一~二歩で爆発的な加速をして、トップスピードに乗ってしまうという走り方をマスターしました。

まさに短距離走の走り方であり、サッカーで必要なピッチ走法(小刻みなステップから直ぐにトップスピードに乗る)も身に付いたのです。

スポンサーリンク

(2)ナンバ走法とフラット接地の習得

小学三年生の運動会で、リレーの選手に選ばれました。

また、この時点でナンバ走法とフラット接地の習得という成果も見られました。

次の動画でオレンジの3番が「とも」です。

0:59からのシーンを見ると、前を走る子供に比べて頭の上下動がなく上体もぶれていません。

この走り方はナンバ走法と言い、ムダな体力を消耗しないので疲れにくいという特徴があります。

一本歯下駄トレーニングを続けると、このような省エネ型の走法が身に付きます。

だから、短距離走の後半でもスピードが落ちないのです。

実は20年以上前の日本の陸上選手の走り方は、後半にスピードが落ちてしまうのが大きな問題でした。

ところが現在では、ナンバ走法とフラット接地を取り入れる選手が多くなりました。
その結果、
①速く走れて、後半もスピードが落ちない。
②疲れないので、後半も加速できる。

気合いを入れて歯を食いしばり、一生懸命に頑張れば速くなる?

そんな時代遅れの考えは、もう止めましょう!

(3)ナンバ走法とフラット接地の進化

小学五年生の運動会のリレーの時は、ナンバ走法とフラット接地が進化して、さらに速くなりました。

次の動画で白いゼッケンの14番が「とも」です。

先ほどの三年生の頃の走り方と比べると、さらにリラックスしていて、力感が全くありません。
まるで、ジョギングのような走り方です。

それなのに、後ろから追いかけて来る、赤の18番の生徒をグングン引き離します。

まさに足が速くなった!のを実感した瞬間ですね。

5.まとめ

これまでの解説を一通りまとめると、次のとおりです。

最初に2つの点に着目して、練習に取り組みました。
(1)スタートダッシュの改善。
(2)身体能力を改善してナンバ走法・フラット接地を身に付ける

また、練習メニューで、特に大切にしたのは次の二つです。
(1)辛い走り込みは絶対にやらない。
(2)正しい走り方を徹底的に覚える。

足が速くなるためには、最短でも三ヶ月くらいの時間が必要です。
でも、「とも」は必ず足が速くなる…と、私を信じて一生懸命に練習しました。

その結果がきちんと出たことは、私は親として嬉しく感じています。

そもそもスポーツには、素質、才能、年齢などは一切関係ありません。
身体能力が高いとか低いとか、運動神経が良いとか悪いとか、そうしたことで悩む必要はないのです。

子供は無限の可能性を持っていますし、その可能性を引き出すのは親の役目です。

正しいトレーニングと努力をすれば、いつ始めても必ず足が速くなります。

さらに大切なことはただ一つ!

やるかやらないか!だけです。

あれだけ鈍足だった「とも」が、これほどまでに足が速くなったのです。

他の子供に出来ないはずはありません。

ぜひ、あなたの子供さんの足を速くしてあげてください!

【画像引用:Youtube.com