ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

ステップオーバ―の2つのコツ!日本と海外の違いとは?

ステップオーバーは「またぎフェイント」と言われているとおり、ほとんどの日本人はボールを肢でまたぐだけなので、効果的なフェイントにはなっていません。

ところが、海外では「ボディフェイク(上半身のフェイント)」が必要と考えられているので、足でまたぐだけ…ということはないのです。

また、海外の正しいステップオーバーは、2つのコツを覚えれば簡単にできるようになります。

そこで今回は、ステップオーバ―のやり方、2つのコツ、練習法などを詳しく解説します。

1.日本と海外のステップオーバーの違い

(1)日本人のステップオーバー

日本人のステップオーバーは、次の動画に見られるように、膝から下を小さく動かすだけ…というのがとても多いですね。

なぜ、このようなやり方になるのか?というと、ステップオーバーが、またぎフェイント=またぐだけのフェイント…と考えられているからです。

そもそもフェイントは上半身の動き(ボディフェイク)が必要なので、足を「ちょこちょこ」動かした程度では何の意味もありません。

特に、次の画像をご覧いただくと、①~③までの実演者の背中にある「STAFF」という文字がハッキリと分かりますよね。

これは、上半身をほとんど動かしていない=ボディフェイクをしていない…ということです。

もしも、上半身を使っていたら、ジャージの背中の文字が読めないくらいに、しわくちゃになるはずです。

でも、足でまたぐだけなので単なる棒立ちですし、典型的な体重移動にもなっています(下半身で重たい上半身を運ぶという動きの遅い動作)。

特にヒトの上半身と下半身の体重比は6対4なので、体重が60㎏の人だったら36㎏の荷物(上半身)を背負って、一生懸命ステップオーバーをするのと同じですね。

そうすると、下半身はかなりの負担になるので、スピーディーな動きは出来ません。

スポンサーリンク

また、④ではいったん姿勢を低くしてから動き出していますが、本来なら③でまたぎ終えた時に低くなるべきです。

そもそも、ヒトが走り出す時は、いったん止まって姿勢を低くしますよね(スタンディングスタートを想像してみてください)。

そうすると姿勢を低くする分だけ、走り出しが遅くなるのです。

ということは、③でまたぎ終える時に姿勢を低くすれば、動き出しが速くなると思いませんか?

実は、足でまたぐだけのステップオーバーには、こうした細かいところにも問題があるのです。

先ほどの動画では、ディフェンス役の人が大げさに反応していますが、やはりフェイントの効果が全くなく、動き出しも遅いので、実際の試合では使えないでしょう。

このような足でまたぐだけのステップオーバーは、多くの子供たちにも見られます。

次の動画は、どこかのクラブか少年団の子供の練習のようです。

これほど、またぎが小さいということは、やはり上半身は使っていないのではないか?と想像出来ますよね。

ちなみに、こちらの動画の実演者は、最初の動画の人よりもさらに小さな動きで、単に足を動かしているだけ…、というのがよく分かると思います。

このように足だけを動かすのは、何のための動画なのでしょうか?

いずれにしても、このようなステップオーバーは単にまたぐだけで、フェイントになっていなかったり、動き出しが遅いという問題点があります。

要するに、間違いだらけ…ということですね。

さて、それでは次に、海外の正しいステップオーバーのやり方を解説しましょう。

大切な内容なので、ぜひお読みください!

※この続きは、すぐ下の四角のボタン「2」を押してください。