ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

サッカーのキック力をつける7つの練習方法!

キック力をつけるためには、ネットや書籍などで紹介される小手先のテクニックをいくら覚えても効果はありません。
本当に大切なことは、全身のパワーを使った正しい蹴り方を覚えることです。

そこで、今回はキック力をつけるための効果的な練習方法について解説します。

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1.キック力と全身運動

(1)キック力とは?

キック力をつける方法は、ネットや書籍等で調べるといろいろ出て来ます。
筋トレ、足首を固定、勢いよく助走、膝から下を強く振る、フォロースルーを大きく、蹴った後に上体をかぶせる、あごを引く…など、たくさんあるみたいですね(笑)。

でも、こうしたものは所詮小手先のテクニックでしかありません。

実はキック力を強化するためには、自分の持っているパワーの全てを使ってボールを蹴ることが大切です。

例えば「あの子は体が小さいのになぜ遠くに蹴れるのだろう…」なんて感じたことはありませんか?
実はそうした子供たちの場合、自分が持っているキック力の全てを効果的に引き出しているだけなのです。

つまり、サッカーのキックは全身運動によって大きなパワーを生み出すわけですね。

こうしたことは、サッカー以外のスポーツでも同じです。

例えば野球のピッチャーが速い球を投げられるのは、腕のパワーだけを使っているのではありません。
テークバックからフォロースルーにかけて下半身のパワーを上半身に伝えることで、速球を投げているのです。

また、バレーボールやバスケットボールなどのあらゆる競技でスポーツ科学の最先端の理論を取り入れ、いかに全身のパワーを引き出すのか?を課題としています。
もはや筋トレや根性論だけでパワーを発揮するのは、過去の遺物と言っても良いでしょう。

要するにサッカーも野球もスポーツの種目が違うだけであって、パワーの源は全身運動にあるというわけです。

そうした場合、日本のサッカー指導でよくありがちな、足のパワーだけに頼ってボールを蹴るのは間違いです。
なぜなら、上半身に備わっている力をムダにしているからです。

そもそも幼少期の子供は非力なので、無意識のうちに全身を使ってボールを蹴ろうとします。
ところが、いつの間にかフォームを矯正されてしまい、足のパワーに頼ったキックを覚えることが多くなるのです。
むしろ、子供の主体性を活かしつつ過度に教え過ぎない方が良いのかも知れません。

いずれにしても、キック力は全身運動によって身に付くものとご理解ください。

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(2)キック力とボールコントロール

GKのゴールキック

キック力がつくとボールを速く遠くに蹴ることが出来ますが、それだけではテクニックとして不十分です。
なぜなら、サッカーのキックは狙ったところにピンポイントで蹴れないと、試合では役に立たないからです。
つまり、正確なボールコントロールが必要と言うことですね。

この場合、あなたが15m先の目標にフルパワーで蹴った場合と、力を抜いて軽く蹴った場合を想像してみてください。
どちらがマトに当たりやすいですか?
軽く蹴った方がコントロールしやすいですよね。

そうすると一つの疑問が出て来ます。

それは、キック力がついてボールを速く遠くに蹴れるようになったとしても、正確なコントロールが出来るのだろうか?という点です。

野球の投手で言えば、球は速くてもコントロールが悪くてストライクが入らないノーコンピッチャーと同じですね(笑)。

でも、そうしたことはありません。

キック力がアップすることと、正確なボールコントロールは両立します。

その理由は、キック力がつけばフルパワーの半分で蹴っても速く遠くに飛ばすことが出来るからです。
そうすると力を抜いているので、コントロールが正確になるのです。

例えば、次の動画でインフロントキックを実演している私の息子「とも」は、中学一年生当時にフルパワーの半分の力で蹴っても30~50mの飛距離が出ていました。
しかも、今では狙ったところにコントロールできます。

こうしたキック力の秘密は、先ほど説明した全身運動と深い関係がありますが、詳しいことは後ほど解説します。

ちなみにかなり前のことですが、メジャーリーグの田中将大は試合終盤に速球のスピードが落ちてしまうのが悩みだったそうです。
そのため、筋トレなどで全身のパワーを付けようとしていました。
これに対して、ダルビッシュ有から「ボールは軽く握ってリラックしたフォームで投げた方が球が速くなる…」とアドバイスされたそうです。
その結果、試合終盤になっても球威が落ちることなく投げ切れるようになったとのことです。

こうしたテクニックは、筋肉の伸張反射という全身運動と深く関わってきます(詳細は後述)が、サッカーでも野球でもスポーツ理論の原則は共通だと言えるでしょう。

いずれにしても、キック力が付くとフルパワーの半分の力で蹴っても速く遠くに飛ぶようになりますし、ボールコントロールも正確になるのです。

さて次は、キック力を付けるための7つの練習方法について解説します。
ぜひお読みください!

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