ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

サッカーのキック力をつける練習法!全身を使う蹴り方とは?

あなたは「なぜあんなに強く遠くに蹴れるのだろう…」なんて、うらやましく思ったことはありませんか?

実は、キック力の強い子供には、ある秘密が隠されているのです。

そこで、今回は強く遠くに蹴るための科学的な仕組み、私の息子が実際にトレーニングした練習法と成果について詳しく解説します。

1.キック力の仕組みを理解する

(1)本当に目指すべき蹴り方とは?

スポーツ科学では、どのような競技でも、自分のパワーとスピードを最大限に引き出す!という全身運動の考え方が常識とされています。

そのため、サッカーのキックにおいても、全身運動によってパワー(筋力)とスピード(スイングスピード)を生み出す!と考えましょう。

つまり、パワー×スピード=キック力というわけですね。

そこで、育成年代の子供たちがキック力をアップするためには、まず最初に全身を使った蹴り方を覚えてください。

その次に、キックフォームの細かい点を微調整すれば良いのです。

これに対してネットや書籍等の情報では、キック力をアップする方法がいろいろと載っているので、果たして何が本当に正しいのか?と迷っている方は多いでしょう。

例えば、足首の固定、勢いよく助走、膝から下を強く振る、フォロースルーを大きく、蹴った後に上体をかぶせる、あごを引く、筋トレ、などというものですね。

ところが、こうしたテクニックは単なるキックフォームの微調整でしかないので、例えば飛距離を2~3m程度アップするくらいの効果しかありません。

つまり、子供たちにとっては覚えるべき順番が逆であって、「木を見て森を見ず」でしかないのです。

本当に目指すべきことは、例えば、今まで10m程度しか蹴れなかった子供が、20~30mまで蹴れるようなスキルを覚えることではないでしょうか?

でも、そうしたスキルを身に付けるためには、いろいろな練習が必要なのでたくさんの時間が必要だと思います。

また、こうした考え方は一見して遠回りのように思えますが、そもそもキック力をアップするための即効性のある方法は、この世に存在しません。

だから多少時間がかかったとしても、先ずは全身を使った蹴り方を覚えるべきなのです。

そこで、全身を使った蹴り方を正しく覚えるために、先ずはキックの科学的な仕組みや全身運動の考え方をきちんと理解しましょう。

そのうえで、私の息子「とも」が実際にトレーニングした練習法とその成果を参考にしてください。

そうすることが、キック力をアップするための最短最速の近道なのです。

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(2)キックのパワーとスピードの仕組み

① インパクトとパワー

サッカーのキックとは、地面にあるボールを水平に叩く(インパクト)ことです。

また、ボールを強く遠くに飛ばすためには、インパクトのパワーを最大にするのが重要で、これはボレーシュートのように浮いたボールを蹴る時でも変わりません。

この仕組みは、かなづちで釘を水平に叩くのと同じで、サッカーのキックに見立てれば、かなづちが蹴り足、釘がボール、抑える手が軸足になるわけですね。

また、インパクトを強くするのであれば、次の動画のように、大ハンマーを使って叩くのが効果的です。

これをサッカーのキック力に見立てると、足の重さを利用したり筋力を付けて…強く遠くに蹴るということになります。

でも、これだけではインパクトは最大にはならないため、キック力はアップしません。

なぜなら、もう一つの要素としてのスピードが必要になるからです。

そこで、そのために利用するのが次に解説する遠心力です。

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