ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

リフティングのコツと練習法!小二の子供がたった一ヶ月で?

サッカーのリフティングは足踏みと同じ動作なので、コツを掴めば初心者でも簡単に出来るようになります。

私の息子は小学二年生の時に一ヶ月で覚えました。

そこで今回は私が息子に教えたリフティングのコツと練習法について、動画と画像を使って詳しく解説します。

※この記事は3つのページに分かれているので、順番に読んでも良いですし、直接それぞれのページに飛んで読んでいただいても結構です。

1ページ目(※このページに書いてあります)
【リフティングの4つのコツ】
リフティングを早く覚えるための4つのコツを解説。

2ページ目(←クリック!)
【練習法】
ステップアップ方式の4つの練習法を解説。

3ページ目(←クリック!)
【コントロールタッチを使う理由】
コントロールタッチがリフティングに最適な4つの理由。

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【リフティングの4つのコツ】

リフティングを早く覚えるために、まずは4つのコツを掴みましょう。

(1)足の当てる場所を覚える
(2)ボールが当たる場所を水平にする
(3)練習の時は素足でクツを履く
(4)ボールの空気圧を低くする

以上の4つを順番に解説します。

(1)足の当てる場所を覚える

一つ目のコツは、足の当てる場所を覚えることです。

ふつうのリフティングはインステップ(甲の部分)を使いますが、リフティングを覚えるだけなら親指と人差し指の付け根~インテップの中間あたりで蹴ると良いでしょう。

この場所はコントロールタッチと言って、フリースタイルの選手がよく使う場所です。

繊細なボールコントロールも身に付くので、最適なポイントですね。

またドリブルにも役立つので、この場所をきちんと覚えましょう。

(2)当てる場所を水平にする

二つ目のコツは、足の当てる場所(コントロールタッチ)を水平にして蹴り上げることです。

特に初心者にとってはなかなか難しいので、時間がかかってもきちんと覚えましょう。

また、当てる場所を水平にする時は、足首を使って角度を調節します。

この時はヒザの力を抜いて、必ずリラックスしてください。

本当はピンポイントの蹴り方を意識した方が良いのですが、それでは難しいのでいつまで経っても先に進みません。

でも水平を意識すれば、多少ずれてもリフティングは出来るようになります。

だから当てる場所の面(直径1~2㎝の面)を水平にする!とだけ意識してください。

その方が「多少ズレても大丈夫!」ということで、子供さんの不安がなくなります。

ちなみに、たいていの子供はこのコツを掴む前に挫折してしまいます。

そうならないために、何度失敗しても「水平にすれば必ず上手く行く!」と強い気持ちでチャレンジしてください。

(3)練習の時は素足でクツを履く

三つ目のコツは、なるべく素足でクツを履いて練習することです。

この記事の動画で実演している私の息子もそうしているでしょ?

その理由は微妙なタッチの感覚が覚えやすいからです。

もしも靴下を履いていたら、ボールを蹴る時に鈍い感覚しか得られません。

何となくボールが当たった…という程度にしか感じられないはずです。

もちろんクツを脱いで裸足になっても良いですが、かえって難しくなるので止めた方が良いでしょう(実際にやってみるとよく分かります)。

ちなみに私がブラジルのサッカークラブでアシスタントコーチをしていたころ、子供たちは裸足でサッカーをすることが多かったのでとても上達が早かったですね。

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(4)ボールの空気圧を低くする

四つ目のコツは、出来るだけボールの空気圧を低くすることです(空気を抜く)。

そうすると、リフティングする時に凹んで「ベコッ!」となります。

この凹みができることによって、足にボールが当たった時の感覚が分かりやすくなるのです。

その時の空気圧は、300hPa(ヘクトパスカル)以下にしてください。

もしも空気圧計をお持ちでない場合は、子供が手で思いっ切り押して凹むくらいが目安です。

この反対に空気圧を高くすると、足にボールが当たった時の感覚が分かり難くなります。

そうするとピンポイントで正確に蹴らなくてはならないので、リフティングを覚えるまでにはかなりの時間がかかります。

空気圧を高くするのは、リフティングを完全にマスターしてからでも遅くはありません。

だから空気圧を低くして、先ずはリフティングの感覚を掴みましょう。

それでは次に、これまでの4つのコツを踏まえて実際の練習法を解説します。

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