ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

サッカーで周りを見るための意外な練習法とは?小学生におススメ!

サッカーの試合で周りを見ることは。状況判断のためには絶対に欠かせません。

そこで、ジュニア年代ではパスを出したり受けたりする時に首を振って周りを見る、ドリブルの時に顔を上げるなど、いろいろな練習をします。
ところが、いつまで経ってもボールばかり見てしまうボールウォッチャーの子供も多いです。

こうした場合、いくら「周りを見ろ!」と言っても、掛け声だけで簡単に直ることはありません。
その理由はいくら練習メニューを工夫したとしても、それはサッカーをしている時だけのことであって日常生活に戻れば周りを見るようなことがほとんどないからです。
そうは言っても、いつまでも周りを見れないようでは的確な状況判断が出来ません。

そこで今回は、私の息子が小学校低学年のころに実践した周りを見るための練習法で、子供と親御さんが一緒に出来るメニューをご紹介します。

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1.サッカーの試合で周りを見る意味

(1)子供が周りを見ないのは本能的な行動

子供がサッカーの練習や試合中に周りを見ない最大の理由は、ボールばかり見ているからです。
そもそもヒトは、動くモノに対して見入ってしまう特性があります。
その理由は、そのモノが安全なのか?危険なのか?という現象をいち早く判断するためであって、一種の生存本能によるものだからです。

例えば、小学校低学年によく見られる団子サッカーはボールばかり見てほぼ全員が一箇所に集まってしまいますが、これも本能的な行動だと言えます。

つまり、サッカーでボールばかりを見てしまうのはヒトの本能によるものなので、いくら子供に「周りを見るんだ!」と言っても、それだけでは理解出来ないのです。

もしもあなたが「2~3日何も食べなくてもガマンしろ!」と言われたとしたら、耐えられますか?
やはり食欲は本能なので、これを抑えることは無理だと思います。

それと同じで、あなたがサッカーの試合でいくら「周りを見るんだ!」と言っても、子供たちがすぐに出来ないのは本能に基づいた行動であって、むしろ当たり前のことだと考えた方が良いのです。

それではこうしたことを踏まえ、サッカーの試合中に何を、いつ、どのように周りを見るのか?について、次に考えてみましょう。

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(2)試合中はいつ何を見れば良いのか?

サッカーの試合中に周りを見ることは大切ですが、子供に対していろいろと言っても混乱して逆効果になるだけです。

そこで、大きく2つに分けて考えた方が良いでしょう。
一つ目はオフザボールとオンザボール。
二つ目は近くと遠くの視野を切り替える。

とても簡単ですが、最初にこの二つを覚えれば、後は子供の成長とともにいろいろなものを見るようになります。

① オフザボールとオンザボール

試合中に周りを見るのは、主にオフザボールの時が有効です。
その理由は、オフザボールでは直接的にプレーに関わっているわけではないので、ボールから目を離すことが出来るからです。
またボールを持っていないので、ミスの心配もなく安心して周りを見れるはずです。

そうした場合ボールではなく、別のものを見るチャンスであると理解させましょう。
その際、遠くのスペース、相手との位置関係、味方はどこにいるのかなどを意識させてください。
そうすることによってプレー中の視野が広くなり、状況判断の考えが身に付きます。

もちろんボールを持ったオンザボールの時(ドリブルする時に顔を上げたり、パスの出し手としてパスコースを探す時など)も重要ですが、将来的な状況判断の養成という点も大切です。
そこで先ずはオフザボールの時に周りを見る習慣付けをさせましょう。

② 近くと遠くの視野を切り替える

先ほど「ヒトは動くモノに対して見入ってしまう特性がある…」と解説しましたが、これは対象物が近くにあればあるほど、そうした傾向が大きくなります。
特に遠くのモノより、目の前にあるものを優先してしまいます。
だから、視野が狭く身近なものしか見なくなるのです。

これに対してサッカーの場合は、近くても遠くても前後左右に360度の視野が必要です。
こうしたことは非日常的な行動なので、子供たちにはなかなか身に付きません。
そうすると、いくら言い聞かせても簡単には出来ることではない…という考え方が、大人にとって必要なのです。

でも、こうした近くと遠くの視野の切り替えは練習しだいで何とかなるものです。
そこで、子供たちには根気強く向き合いましょう。

特にお父さんやお母さんたちには、ぜひ協力していただきたいと思います。

さてそれでは次に、私の息子の「とも」が小学校低学年のころに実践した周りを見るための練習法をご紹介します。

子供と親御さんが一緒に出来るメニューなので、少年団やクラブチームの練習とは別に遊び感覚のトレーニングとしてぜひ試してみてください。

サッカーに必要な視野を確保するためには、次の記事をお読みいただくと理解が深まります。
サッカーで視野を広げる方法と練習法!何をどう見れば良い?

さて次は、サッカーで周りを見るためのかなり変わった練習法です。
ぜひお読みください!

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