ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

体が開くとは?指導者が気付かない両足練習の3つの弊害!

【他のスポーツに見られる体の開き】

ここでは体が開く状態が比較的分かりやすい例として、格闘技、野球、ゴルフなどの動作を解説します。

(1)格闘技と体の開き

格闘技は、お互いに体の開きを抑えた半身の姿勢を取り続けながら試合します。

その際、試合中に半身の姿勢が維持できなくなると、パワーを一点に集中できないため、相手の攻撃をまともに受けてしまうのです。

①ボクシング

ボクシングでは左右の肩、胸、腕の一方を前に出し、もう片方を後ろに下げた姿勢を取ります。

この姿勢は体を斜めにしているので、特に分かりやすいですよね。

また半身の姿勢を維持していれば、相手のパンチを受けても衝撃をかわすことが出来ます。

つまり体が開いていなければ防御もしやすいということですね。

ところが体が開いて半身の姿勢を維持出来ないと、相手の攻撃を防げなくなりますし、パワーを一点に集中できないので反撃も出来ません。

②柔道

柔道もボクシングと同じように、半身の姿勢を取ってパワーを一点に集中して攻撃します。

ところが体が開いてしまうと防御の姿勢が取れない(パワーを一点に集中できない)ので、簡単に投げられてしまいます。

③相撲

相撲の場合はやや分かり難いですが、やはり半身の姿勢で体の開きを抑えて攻めます。

次の画像のように黒のまわしの力士は、左腕、肩、胸を前に出し(いわゆる「左からのおっつけ」)右半身を後ろに引くことで、体の開きを抑えてパワーを一点に集中しています。

これに対して、青のまわしの力士は、かろうじて左足で踏みとどまっていますが、体が開いた棒立ちに近く、左右の胸、腕、肩が揃って前を向いています。

こうなると青のまわしの力士は力を出せない(パワーを一点に集中出来ない)ので、土俵から押し出されしまいます。

(2)野球

野球のバッティングを例にすると、次の動画では「体が開くとは、体の中の力が外に逃げること」と説明しています。

体の中の力が外に逃げる…というのは、「パワーが一点に集中出来ない」というのと同じ意味です。

右バッターであれば、左肩と左ヒザがピッチャーの方を向いてスイングすると体が開いた状態になります。

そうするとピッチャーのボールに対して振り遅れるなど、バットスイングが遅くなるのです。

つまり、野球のバッティングでは、体の開きを抑えてパワーを一点に集中してバットスイングを速くするわけですね。

(3)ゴルフ

ゴルフの場合も野球と同じで、ボールを飛ばす方向に上体を早く向け過ぎると体が開くので、パワーを一点に集中できません。

そうするとスイングスピードが遅くなって、ボールが遠くに飛ばなくなるのです。

結局、サッカー以外の他のスポーツにおいても、体の開きを抑えることでプレーの質を上げているわけですね。

要するに、ほとんどすべてのスポーツにおいて、体の開きは絶対に良くないのです。

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さて次は、体の開きを抑える方法について詳しく解説します。

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