ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

オスグッドで悩むサッカー少年を救え!3つの改善法とは?

②胴長短足

日本人の場合

日本人は海外の子供たちと比べて胴長短足です。

特に文部科学省の「学校保健統計調査報告書」によれば、身長は戦後から伸びたものの、座高も同時に伸びています。

その結果、足はあまり伸びず、むしろ身長の伸びに比べると相対的に短くなっているのです。

つまり、日本人の胴長短足の傾向は、今も昔もあまり変わっていないわけですね。

また、日本人は骨盤直立で大腿四頭筋が発達しやすいので、幼少期から下半身(特に大腿四頭筋)を使って体を動かすことに慣れてしまっています。

そのため、サッカーをする場合も足だけを使ってプレーすることが多いことから、大腿四頭筋の負担が大きくなるわけですね。

この場合、ヒトの上半身と下半身の体重比は、6対4で上半身の方が重たいです。

そうすると、重たい上半身を下半身で一生懸命支えることになるため、どうしても足の骨や筋肉が自然と太くなる結果、大腿四頭筋の負担が大きくなるのです。

海外の人たち

海外の子供たちは、足の長さに比べて胴体が短いので、下半身の負担が少ないです。

また骨盤前傾で背骨のS字カーブが発達しているため、自然と体幹(上半身のインナーマッスル)も使いこなしていることから、そのパワーをサッカーのプレーに活かしています。

つまり、海外の子供たちのプレーは、足の力だけに頼らず上半身も使いこなしているわけですね(つまり全身運動をしている)

改善点

日本の子供たちは、下半身だけに頼ったプレーを改善して、上半身を使えるようにすれば大腿四頭筋の負担が軽減されます(具体的な改善法は後述します)。

この点は、先ほどの骨盤直立⇒骨盤前傾の改善と並んで、とても重要な点だと思います。

③腸腰筋が未熟

腸腰筋とは?

腸腰筋は、小腰筋、大腰筋、腸骨筋の総称で、3つの筋肉が1つにまとまり、みぞおち辺りから股関節まで繋がった体幹の筋肉です。

また、腸腰筋が発達すると、股関節から下にある大腿四頭筋と連動するため、股下が70㎝の人に10㎝の腸腰筋を足したのと同じで、足が長くなったような使い方が出来ます。

改善点

日本人は骨盤直立で背骨のS字カーブが未熟なこと、胴長短足で足だけを使ってプレーすることから、体幹(腸腰筋)があまり発達しません。

そうすると腸腰筋が未熟なままなので、大腿四頭筋に頼りがちになってその負担が大きくなるのです。

これに対して海外の子供たちは上半身も使ってサッカーをするため、腸腰筋も自然と発達することから、容易に大腿四頭筋と連動することが出来ます。

そうすると、日本人のように大腿四頭筋に頼ったプレーをする必要がないわけですね。

したがって、日本の子供たちは腸腰筋を鍛えて大腿四頭筋と連動出来る程度に強化すれば、大腿四頭筋の負担が改善されるのです。

④足首と足指が弱い

日本と海外の違い

足首と足指の強さは、足のアーチ(土踏まず)の発達と関係します。

特に日本の子供たちは偏平足が多いため足首と足指が弱く、ブラジルの子供と比べると、その違いがハッキリします。

大腿四頭筋への負担と改善点

ヒトの体は特定の部位が弱かったりケガをしていると、それをかばおうとして他の部位に負担がかかります。

例えば、ヒザの痛みをかばって腰に負担が掛かったり、右足をかばって左足に負担がかかるなどのことです。

そうすると足首と足指の弱さは、足の他の筋肉にしわ寄せが行きます。

その際、大腿四頭筋は体の中でもっとも強くて大きいことや使い慣れていることから、どうしてもこの筋肉を使ってかばおうとするわけですね(つまり負担になる)。

したがって、足首と足指を鍛えて足のアーチ(土踏まず)を発達させて改善する必要があるのです。

以上の4つの点が日本人の身体的な特徴です。

(4)オスグッドの原因のまとめ

今回の記事はやや専門的なので、ここでいったんまとめておきます。

① オスグッドの原因は大腿四頭筋が硬くなり、膝蓋腱を引っ張ってしまうため。

② 現在の主要な治療法は、安静、大腿四頭筋のストレッチ、テーピングやサポーターである。

③ 海外と日本の子供達を比べると、日本人には大腿四頭筋の負担を大きくする(硬くなってしまう)4つの身体的特徴がある。

A.骨盤の形状
B.胴長短足
C.腸腰筋が未熟
D.足首と足指が弱い

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そこで次に、私がブログの読者にアドバイスして実際に効果を上げた改善法について詳しく解説します。

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