ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

股抜きシュートの蹴り方と練習法!小学生でも必ず出来る

股抜きシュートは、ドリブルの股抜きが出来れば簡単です。

なぜなら、股抜きで最も大切なのはタイミグであって、これはシュートでもドリブルでも同じだからです。

だから、小学生でも股抜きを覚えれば、簡単にマスター出来るのです。

そこで、今回は股抜きシュートの蹴り方と練習法をご紹介します。

ドリブルの股抜きのやり方と練習法は次の記事を参考にしてください。
股抜きのタイミングは2つだけ!必ず効果が出る練習法とは?

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1.股抜きシュートはドリブルの股抜きと同じ

股抜きシュートは、ドリブルの股抜きさえ覚えれば、ほぼ9割以上は出来たとお考えください。

なぜなら、ドリブルの股抜きで相手を抜く時よりも、単に強めに蹴るだけだからです。

次の動画のメッシのシュートも、強めに蹴っているだけです。

股抜きのタイミングは2つだけ!必ず効果が出る練習法とは?の記事の中で、股抜きのタイミングは2つだけしかないと解説しています。

・相手が股を開いている時。
・相手が足を出した時。

もしも股抜きシュートが上手く出来ない方は、先ずはこの2つのタイミングを習得してください。

そうすることで、股抜きシュートが簡単に覚えられます。

さて股抜きシュートは2種類あって、一つ目はGKの股を抜くパターン、二つ目はDFの股を抜くパターンがあります。

そこで次に、この2種類のシュートを順に解説します。

2.GKへの股抜きシュート

ゴールキーパーへの股抜きシュートは、二つの大切なポイントがあります。

一つ目は、先ほどの股抜きの2つのタイミングのうち、股を開いている時を狙う。
二つ目は、股を開いたGKに接近してからシュートを打つ。

そこで、この二つのポイントを順に解説しましょう。

(1)GKが股を開いている時を狙う

ゴールキーパーは相手と一対一の局面で姿勢を低くしますが、その時に股を開くことが多いです。

この時、ゴールキーパーが姿勢を低くする理由は。2つあります。

・左右どちらにも反応しやすくする。
・重心を低くする。

ちなみに、この姿勢はウェイトリフティングで踏ん張る姿勢やお相撲さんの四股に似ていますよね。

このように姿勢(重心)を低くするためには、股を開かないと安定しません。

もしも、この時、股を閉じてバーベルを持ち上げるとしたら窮屈ですよね。

だから、姿勢を低くする時は、股を開いて重心のバランスを安定させるのです。

やはりゴールキーパーも同じで、どうしてもこの姿勢を取ろうとするわけです。

ところが股抜きシュートをしようとした時に、もしもゴールキーパーの股が閉じていたらどうしたら良いと思いますか?

その場合は、ニアサイドかファーサイドのどちらか蹴りやすい方にシュートしてください。

なぜなら股を閉じていると、左右にスピーディーな反応が出来ないからです。

いずれにしろ、ゴールキーパーの股の開き方に注意することが大切です。

(2)GKに出来るだけ接近する

GKが股を開いている時は、出来るだけ接近してからシュートを打ちましょう。

理想としては3m以内です。

強いシュートを蹴るのであれば5m以上あっても大丈夫ですが、成功率を高くするためにもGKとの距離はなるべく詰めましょう。

メッシやクリスチアーノ・ロナウドなどは、10m以上離れていても股抜きシュートを蹴ることがあります。

でも、これは世界的なトッププレーヤーだからこそ出来るテクニックです。

この点は勘違いしないようにしましょう。

また、この時はGKに向って真っ直ぐドリブルすることも大切です。

そうすることで、GKが心理的な圧迫感を感じるからです。

もしも、この時GKが股抜きシュートを警戒して股を閉じた場合は、左右のコースを狙って蹴るか、チップキックを蹴っても良いでしょう。

要するに、股抜きシュートが狙えなかったとしても、シュートの選択肢はたくさんあるのです。

GKへの股抜きシュートは、コツを掴めば意外と簡単なので、ぜひ覚えてください。

3.DFへの股抜きシュート

DFの股抜きを狙ったシュートは、ブラインドシュートと同じです、

そこで、次にこの点を解説します。

(1)DFへの股抜きシュートはブラインド

次の動画では、メッシがブラジル代表のセンターバックの3番の選手を狙って股抜きシュートをしています。

このような相手DFへの股抜きシュートは、実はブラインドの一種です。

この場合、股抜きされるDFの身体そのものがブラインドになってしまうわけですね。

そうするとGKはシュートコースが見えなくなってしまい、突然シュートが来た!ということで反応が遅れます。

先ほどのメッシやコウチーニョのシュートはグラウンダーなので、それほど威力はありませんが、ブラインドを狙えばキーパーの反応が遅れるので、簡単にゴール出来てしまうのです。

こうした点は、ぜひ覚えてください。

次に股抜きの2つのタイミングである

・相手が股を開いている時。
・相手が足を出した時。

との関係を考えてみましょう。

(2)股抜きの2つのタイミングとの関係

股抜きシュートは、ドリブルの股抜きで相手を抜く時よりも強めに蹴るのが大切ですが、単に強く蹴る…というのでありません。

シュートコースを狙って、正確に相手の股を通すことの方が大切です。

そのためには、股抜きの2つのタイミングを覚えることが最も近道です。

この時に大切なのが、相手のヒザを見ることです。

なぜなら相手が足を出す時は必ずヒザが最初に動くからです。

例えば、次のように相手が股を開いている時も、向かって来る時も必ず最初にヒザが動いていますよね。

繰り返しになりますが、この時の股抜きシュートは多少弱くても構いません。

大切なことは、シュートコースを狙って、正確に相手の股を通すことなのです。

さて次は、股抜きシュートの練習法を解説します。

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4.股抜きシュートの練習法

股抜きシュートの基本は、ドリブルの股抜きと同じです。

唯一違うのは、ボールを強く蹴ればシュートになり、弱く蹴ればドリブルの股抜きになる…という違いがあるだけです。

特に大切なのが、シュートコースを狙って正確に相手の股を通すことだけです。

この時の相手がゴールキーパーであろうと、ディフェンダーであろうと、全く同じように考えてください。

(1)股抜きシュートの基本練習(動画の最初~1:03)

動画の前半のシーンは基本練習ですが、なるべく二人一組でやりましょう。

その際、動画に出演している私のように、立っているだけで十分なので、お父さんかお母さんがGK役やDF役をやっても良いでしょう。

この時に大切なのが、何度もくどいようですが、シュートコースを狙って正確に相手の股を通すこと!

子供さんには、これだけを意識させてください。

こうしたシュート感覚をきちんと習得すれば、相手がGKであろうとDFであろうと股抜きシュートは上手くなります。

① ゴール左隅を狙ったシュート(動画の最初~0:33)

息子の「とも」は、左利きなのでインサイドで蹴っています。

② ゴール右隅を狙ったシュート(動画の0:34~1:03)

ここではアウトサイドで蹴っていますが、トーキックを使うとシュートモーションがほとんどないので、かなり効果的です。

その理由は、GKにとって、いつシュートを打つのか分からないため、反応が遅れやすくなるからです。

(2)DFへの股抜きシュートの練習(動画の1:03~最後まで)

ここではGK役を立たせて、DF役にマーカーやコーンを使います。

先ほどの基本練習の中で、DFの股を抜くというイメージがきちんと出来ていれば、あえてDF役の人を立たせる必要はありません。

この練習のポイントも、シュートコースを狙って正確にDFの股を通すことだけです。

① ゴール左隅を狙ったシュート(動画の1:03~1:38)

息子の「とも」は左利きなので、インサイドで蹴っています。

② ゴール右隅を狙ったシュート(動画の1:38~最後まで)

ここでもアウトサイドで蹴っていますが、トーキックも使えるとかなり効果的です。

以上が股抜きシュートの練習法です。

たぶん、この練習だけでは物足りない…という方も多いのではないでしょうか?

例えば、もっと強いシュートを蹴るためにはどうしたら良いのか?などの疑問もあるでしょう。

でも勘違いしないでください。

シュートの目的は強く蹴ることではなく、狙ったところに正確に蹴ることです。

そうすると、シュートが強いとか弱いとかは関係ないのです。

くれぐれも、こうした点にはご注意ください。

5.まとめ

股抜きシュートは、ドリブルの股抜きが出来れば、ほぼ9割以上は完成です。

その理由は、ドリブルの股抜きで相手を抜く時よりも、強めに蹴るだけだからです。

その時のタイミングは、2つだけです。
・相手が股を開いている時。
・相手が足を出した時。
相手がGKであろうとDFであろうと、全く関係ありません。

さらに実際の練習では、シュートコースを狙って正確に相手の股を通す!

これだけを意識すれば、小学生でも必ず股抜きシュートは上手くなります。

ぜひ、たくさん練習して上手くなりましょう。

【画像引用:Youtube.com