4.股抜きシュートの練習法
股抜きシュートの基本は、ドリブルの股抜きと同じです。
唯一違うのは、ボールを強く蹴ればシュートになり、弱く蹴ればドリブルの股抜きになる…という違いがあるだけです。
特に大切なのが、シュートコースを狙って正確に相手の股を通すことだけです。
この時の相手がゴールキーパーであろうと、ディフェンダーであろうと、全く同じように考えてください。
(1)股抜きシュートの基本練習
動画の前半のシーンは基本練習ですが、なるべく二人一組でやりましょう。
その際、動画に出演している私のように、立っているだけで十分なので、お父さんかお母さんがGK役やDF役をやっても良いでしょう。
この時に大切なのが、何度もくどいようですが、シュートコースを狙って正確に相手の股を通すこと!
子供さんには、これだけを意識させてください。
こうしたシュート感覚をきちんと習得すれば、相手がGKであろうとDFであろうと股抜きシュートは上手くなります。
① ゴール左隅を狙ったシュート
息子の「とも」は、左利きなのでインサイドで蹴っています。
② ゴール右隅を狙ったシュート
ここではアウトサイドで蹴っていますが、トーキックを使うとシュートモーションがほとんどないので、かなり効果的です。
その理由は、GKにとって、いつシュートを打つのか分からないため、反応が遅れやすくなるからです。
(2)DFへの股抜きシュートの練習
ここではGK役を立たせて、DF役にマーカーやコーンを使います。
先ほどの基本練習の中で、DFの股を抜くというイメージがきちんと出来ていれば、あえてDF役の人を立たせる必要はありません。
この練習のポイントも、シュートコースを狙って正確にDFの股を通すことだけです。
① ゴール左隅を狙ったシュート
息子の「とも」は左利きなので、インサイドで蹴っています。
② ゴール右隅を狙ったシュート
ここでもアウトサイドで蹴っていますが、トーキックも使えるとかなり効果的です。
以上が股抜きシュートの練習法です。
たぶん、この練習だけでは物足りない…という方も多いのではないでしょうか?
例えば、もっと強いシュートを蹴るためにはどうしたら良いのか?などの疑問もあるでしょう。
でも勘違いしないでください。
シュートの目的は強く蹴ることではなく、狙ったところに正確に蹴ることです。
そうすると、シュートが強いとか弱いとかは関係ないのです。
くれぐれも、こうした点にはご注意ください。
5.まとめ
股抜きシュートは、ドリブルの股抜きが出来れば、ほぼ9割以上は完成です。
その理由は、ドリブルの股抜きで相手を抜く時よりも、強めに蹴るだけだからです。
その時のタイミングは、2つだけです。
・相手が股を開いている時。
・相手が足を出した時。
相手がGKであろうとDFであろうと、全く関係ありません。
さらに実際の練習では、シュートコースを狙って正確に相手の股を通す!
これだけを意識すれば、小学生でも必ず股抜きシュートは上手くなります。
ぜひ、たくさん練習して上手くなりましょう。
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