ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

股抜きが上手くなるコツは2つのタイミング!【練習法も解説】

c.後ろから向って来る相手

次の動画では、メッシが後ろから来る相手に対して、股抜きをしています。

このプレ一は、かなり難しそうに思えますが、やはり基本の原理はこれまでと同じなので、相手と自分の位置関係がTの字型になるのを理解すれば、決して難しくはありません。

またこのシーンでは、後ろから向かって来る相手は、メッシにコンタクトする直前に両足を開いて止まろうとしています。

これは、先ほども解説したように、速く走っている状態から急に止まる時に股を開いてしまうということですね。

そうしないと止まることが出来ませんし、最悪の場合はメッシを突き飛ばしてファールになってしまいます。

だから、相手の股が開いてしまう…というわけなのです。

やはりメッシは、こうしたヒトの動作特性を熟知しているわけですね。

ところで、後ろから向かって来る相手を股抜きする時のタッチですが、これはメッシのようにいったん振り返ってインサイドを使っても良いですし、後ろ向きのままなら足裏やカカトを使っても良いでしょう。

ただし、後ろ向きのままで股を抜くと、すぐにマイボールに出来ないので、もしも味方が近くにいる時は、ヒールキックか足裏を使った股抜きで味方にパスすることも考えましょう。

後ろ向きの股抜きの連続写真

その理由は、股抜き直後にルーズボールになって、いったん相手と競争しなくてはならないからです。

しかも股を抜かれた相手の方がボールに近いので、結果的にはボールを取られやすくなります。

そうすると、味方へのパスの方が安全なのです。

こうした点には注意しましょう。

さて、次は、股抜きをする時のボールタッチについて説明しておきます。

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d.股抜きのタッチ

股抜きの代表的なタッチは、インサイド、アウトサイド、つま先という3通りの方法があります。

足裏やカカトを使えば、5通り以上にもなるでしょう。

でも、これは出来るだけシンプルに考えましょう。

それは、股抜きの後で自分が行きたい方向に応じてタッチを変えるということです。

メッシも、このようなシンプルな考え方をしています。

・軸足側ならインサイドを使いましょう。

軸足側にインサイドで抜く連続写真

・利き足側ならアウトサイドを使いましょう。

利き足側にアウトサイドで抜く連続写真

・つま先の場合は、軸足側でも利き足側でも、どちらにも行けます。

つま先で抜く時は軸足側にも利き足側にも行ける意味の説明写真

・後ろ向きの場合は足裏やカカト。または先ほどのメッシのように、いったん振り返ってインかアウトでも良いでしょう。

後ろ向きに抜く画像

以上が、相手が向かって来る時のパターンの解説でした。

次に、相手が止まっている時のパターンを考えてみましょう。

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②相手が止まっている時

相手が止まっている時の股抜きのタイミングは、結局は相手が動いているのか?止まっているのか?だけの違いです。

そうすると先ほども解説したように、

・相手と自分との位置関係がT字型のボールの通り道をイメージする。
・自分の間合いに入ったら抜く。

これだけを考えれば良いのです。

だから、難しく考えずに、シンプルに考えましょう。

ただし、相手が止まっている時は、簡単に股を閉じてしまうことがあります。

そのためにも、いつもよりも間合いを詰める(相手に出来るだけ接近する)ようにしましょう。

相手が止まっている時に抜く画像

そもそも相手が止まっている時というのは、自分から相手に向かうということです。

こうした状況は相手に対して、フェイントを使って抜くのと同じです。

そうした場合に最も大切なのが、自分の間合いに入ったら直ぐに抜く!ということです。

ここで、いつまでもモタモタしていたらダメですし、躊躇してはいけません。

フェイントをする場合でも、躊躇していたら失敗しますよね。

要するに、相手が止まっている時の股抜きは、ふつうにフェイントを仕掛ける時のタイミングと全く同じなのです。

そうすると股抜きをするのか?フェイントで抜くのか?を選べるので、相手に対する主導権を握っているとも言えるでしょう。

つまり、相手と一対一になったら、このように考えると自分が優位になれるわけです。

以上のように、相手が股を開いている時のタイミングとして、相手が向かって来る時と止まっている時の2つのパターンに分けて解説しました。

これとは別に、相手が足を出した時の股抜きも覚えましょう。

そこで、次に相手が足を出した時の股抜きのタイミングを解説します。

大切な内容なので、ぜひお読みください。

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