ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

ペナルティーキックの蹴り方!GKの動きを予測しよう

【ペナルティーキックの練習方法】

ペナルティーキックが上手くなるためには、GKを立たせて単に蹴っていれば良い…というわけではありません。

先ずは、GKの予測方法を逆手に取ることを覚えたうえで、蹴り分けの技術を習得し、最終的にキーパーが取れないコースに強いシュートが打てるようになること、などを練習しましょう。

(1)動体視力を鍛える

動体視力を鍛えると、蹴る直前にGKが左右のどちらに動くのか?を簡単に見分けることが出来ます。

私の息子「とも」は小学校低学年の時から1500円程度の速読教材を使って動体視力をアップさせました。

その結果、ペナルティキックが上手くなったのはもちろんですが、その他にもドリブルで相手を抜くこと、キック精度の向上、試合中の視野の拡大など、サッカーの全てのプレーに役立っています。

ぜひ試してみてください。

※動体視力を鍛える方法を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。
速読でサッカーが上手くなる?動体視力と周辺視野がアップ!

(2)ゴールキーパーの動きを読む

動体視力を鍛えるのと合わせて、GKが動き出すタイミングや反応を覚えましょう。

特におススメなのが、遠藤のコロコロPKです。

この練習で大切なのは、蹴る直前の一歩に入った時点(軸足がボールの横に着地する直前)で、GKが左右のどちらに反応したのか?をきちんと見分けることです。

そうすれば、左右のどちらに蹴れば良いのかが分かるようになります(GKが動いた方向とは反対に蹴れば良い)。

手順としては、まず蹴り足が着地した時点からゴールキーパーが反応を開始します(もちろんこの時点で動かないGKもいます)。

そして軸足が着地する直前までにはGKが確実に動いていますよね(世界中のほとんどのキーパーはこの時点までに動き出します→そうしないと間に合わない)。

※次の動画の0:11からのシーンを参照してください。

その後は、キーパーが動いた方向と逆に蹴れば良いだけです。

仮に軸足が着地した時点でキーパーが動いていなければ、左右の隅のどちらかに強く蹴れば大丈夫です。

この練習をする時の注意点は次の2つです。

① ボールとGKを間接視野で見る。
② GKの膝、足首、腰などの関節の動きに注目して動く方向を見定める(重心の傾きもチェック!)。

この練習方法はGKの動き出しを見抜くという点で、とても効果があります。

小学校低学年はもちろんですが、ぜひ育成年代全てのカテゴリーの子供に経験してほしいですね。

ちなみに、小学生であればお父さんやお母さんがGK役をしてあげても良いですよ(私も息子の「とも」が小二の頃から練習相手をしてあげました)。

その場合は子供が蹴る直前で、わざとらしく左右のどちらかに動いてあげると効果的です。

子供がこの動きに慣れて来たら、キックモーションをスピードアップさせてください。

さて、このようにGKの動きを先読みできる出来るようになったら、今度はゴールの左右と高低の蹴り分けを覚えましょう。

そこで次に実際の試合での具体例を解説するので、ぜひ蹴り分けを覚えてください。

(3)左右の蹴り分けを覚える

ここでは体表的な4つの蹴り分けの方法を解説するので、そのままこのやり方を覚えて練習してみてください。

①右から左への蹴り分け

キッカーの体がやや右向きなので、キーパーが右に反応しています。

これを見たキッカーはインパクトの瞬間に体幹をひねって、インサイドキックで反対方向の左に蹴っています。

③左から右への蹴り分け

キッカーは、バックスイングの左腕の振りが大きくなっていたので、キーパーは左に反応しています。

これを見たキッカーは、インパクトの瞬間に股関節を開いて、インサイドキックで反対方向の右に蹴っています。

④左から真ん中への蹴り分け

GKは、キッカーのバックスイングの左腕の振りが大きくなったのを見て、左に反応しています。

この動きを見たキッカーは、インパクトの瞬間にボールにアウト回転をかけてほぼ真ん中に蹴っています。

⑤右から真ん中への蹴り分け

キッカーの体がやや右向きなので、キーパーが右に反応しています。

これを見たキッカーは、インパクトの瞬間に左腕を大きく伸ばして体幹を左にひねり、インステップキックでほぼ真ん中に蹴っています。

このように、インパクトからフォロールーにかけて体を回転させることで、右側に飛ぶはずのボールの方向を変えることが出来ます。

※以上のような、キックの蹴り分けの方法を詳しくお知りになりたい方は、次の記事をお読みください。
キックの蹴り分けの意味と正しい使い方とは?

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【まとめ】

これまで、ペナルティーキックの仕組み、GKの予測方法や反応、蹴り方の練習方法など、大きく3つの点を解説しました。

そこで、ペナルティーキックが上手くなるためにも、ぜひこの3つの点をきちんと理解して練習しましょう。

その一方で、メンタルが弱くてPKが苦手…などとよく聞きますが、そうした原因はPKの仕組みやGKの動きが分からないからです。

言い換えれば、ペナルティーキックの仕組みを知ってしまえば恐れる必要はありません。

お化け屋敷の中味が分かれば、全然怖くないのと同じですよね。

いずれにしても、ぜひ多くの子供たちに、ペナルティーキックが上手くなってほしいと願っています。

【画像引用:Youtube.com