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一本歯下駄トレーニングの効果!身体能力アップの5つの理由!

一本歯下駄トレーニングをすると、ヒトが本来生まれ持った全身のバネ作用を呼び覚ますので身体能力がアップします。

また子供から大人まで誰でも手軽に出来るので数多くの方に試して欲しいですね。

そこで、今回は一本歯下駄トレーニングで身体能力がアップする5つの理由を解説します。

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1.一本歯下駄トレーニングの効果

(1)タイツ先生と一本歯下駄トレーニング

タイツ先生こと吉澤雅之さんは自然身体構造研究所の所長で大学の先生ですが、いろいろなスポーツに特化した一本歯下駄トレーニングを開発したことで有名です。

またタイツ先生は球技から武道までのいろいろなスポーツ科学の研究者で、神経医学、哲学、東洋思想、認知科学、物理学、ロボット工学なども研究しています。

さらに、サッカー、野球、バスケットボールなど、いろいろなチームを指導するなど全国各地で普及活動をしています。

一本歯下駄はタイツ先生以外にもいろいろな方が普及活動をしていますが、スポーツに特化した効果的なトレーニング法を開発したのはタイツ先生だけでしょう。

(2)一本歯下駄の効果と私の息子

私の息子は、幼少期から身体能力が低く、どちらかと言えば運動音痴の子供でした。

小学校二年生の時にタイツ先生に出会って一本歯下駄を使ったいろいろなトレーニングを始めたところ、メキメキと身体能力がアップしました。

次の動画は息子が中学一年生の頃の様子で、全身のバネ作用を使ったインフロントキックを蹴っています。

これは全身をリラックスさせた蹴り方なので、余計な力は一切使っていません。

この時の飛距離は35m程度ですが、実際には50m以上飛ばすことが出来ます。

こちらの動画は小学五年生の運動会のリレーの様子です。

やはりリラックスしながらも、スピードに乗って走り切る様子が分かると思います。

ちなみに、こうして足が速くなったのは一本歯下駄トレーニングによってバネ作用が覚醒したことや筋肉の伸張反射などを覚えたためです。

たぶん一本歯下駄を通じてタイツ先生に出会わなかったら、現在の息子はなかったかも知れません。

さてそれでは次に一本歯下駄トレーニングには、どのような特徴があるのか?詳しく解説します。

2.一本歯下駄トレーニングの特徴

(1)全身をリラックスする

一本歯下駄トレーニングは全身をリラックスしながら運動するので、筋トレのように身体が疲れるようなことはありません。

むしろ全身をリラックスして、筋肉や骨格をスムーズに動かすようにするのが狙いです。

そうすることで、全身のバネ作用を覚醒させて筋出力も最大化するという効果があるのです。

ちなみに、筋出力の最大化とは自分の筋肉が本来持っているパワーの全てを余すことなく発揮する能力のことですね。

(2)手軽で簡単に出来る

一本歯下駄を履いていろいろな動きをするだけなので、手軽で簡単に誰でも出来ますし難しいことは一切ありません。

一日あたり10分程度で良いので、必要以上に頑張る必要はなく、むしろ頑張り過ぎない方がよいのです。

自宅の庭、グラウンド、公園の片隅など、ほんのわずかなスペースがあればどこでも出来ます。

もちろん室内でトレーニングしても良いでしょう。

それでは次に、こうした特徴を持つ一本歯下駄が身体能力のアップにどのような効果があるのか?という点について詳しく解説します。

3.一本歯下駄の5つの効果

一本歯下駄トレーニングの目的は全身のバネ作用を目覚めさせることです。

またこうしたバネ作用は身体能力のアップには欠かせません。

そうした点で、次の5つの効果があります。

(1)バランス感覚が身に付く
(2)全身のバネ作用の覚醒
(3)高重心になる
(4)土踏まずのアーチと足指が鍛えられる
(5)二軸動作が身に付く

(1)バランス感覚が身に付く

一本歯下駄を履いて身体を不安定な状態にすると、本能的に全身の骨格と筋肉が連動してバランスを保とうとします。

それによって、バランス感覚が安定するのです。

また一本歯下駄はふつうの下駄と違って歯が一本しかありません。

そうすると履いて立っているだけでもバランスを取るのが大変ですが、初心者でも10分くらいですぐに慣れてしまいます。

また一本歯下駄を使い始めた最初の頃、靴に履き替えて歩いたり走ったりすると「ふわふわ」とした不思議な感覚が起こります。

このような身体の変化は、全身の骨格と筋肉のバネ作用が目覚めたサインです。

さらに2~3週間くらい経つとふわふわした感じは消えて行きますが、そうなると今度は全身の骨格と筋肉が本格的に連動したサインです。

ふつう身体能力の高い選手の特徴はバランス感覚の安定です。

そしてバランス感覚が安定しているからこそ、全身のバネ作用が発揮できるのです。

(2)全身のバネ作用の覚醒

身体能力の高いスポーツ選手は、全身のバネ作用が使いこなせます。

全身のバネ作用とは、下半身から上半身までの全ての骨格と筋肉を無駄なく使って効果的に連動させるということです。

この場合、ヒトの骨格は200個程度ですが、その大部分は上半身にあります。

また筋肉の量に関しては全体の70%が下半身にありますが、筋肉の数に関しては圧倒的に上半身に多いです。

だから上半身の骨格と筋肉を使うことで、これまで以上にプレーのパフォーマンスがアップします。

ところが日本のサッカー選手は上半身をほとんど使わずに、下半身の力に頼ったプレーをする傾向があります。

その場合、上半身と下半身の体重比は6対4で上半身の方が重たいので、下半身の力に頼るのは重たい荷物を背負ってプレーするようなものです。

また下半身だけを使うのは上半身の潜在的なパワーを無駄にしていることから、燃費の悪い自動車を運転するのと同じで極めて非効率な身体の使い方ですね。

要するに全身のバネ作用は、上半身の骨格と筋肉も使えるようになって初めて発揮されるものなのです。

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(3)高重心になる

全身のバネ作用が使えるということは、上半身の骨格と筋肉が連動しているということです。

そうすると重心の位置が自然と高くなって、胸辺りを中心に運動するようになります。

例えば次のタイツ先生の解説にもあるとおり、メッシのドリブルはまるで操り人形のような軽やかなフットワークですよね。

このような動きが出来る秘密は、身体重心が胸辺りにあるからです。

ところが日本のサッカー選手は、先ほども解説したとおり下半身に頼ったプレーが多いので上半身という重たい荷物を背負ってプレーするようなものです。

またこうしたプレーを続ける限り低重心になるため、メッシのような軽やかなフットワークが身に付きません。

だから、ドリブル、キック、トラップなど、プレーのパフォーマンスが低くいのです。

(4)土踏まずのアーチと足指が鍛えられる

一本歯下駄を履くと、土踏まずのアーチと足の指が鍛えられます。

①土踏まずのアーチ

一本歯下駄を履いて歩くと土踏まずのアーチ構造が発達するので、現代人に起こりがちな偏平足を改善します。

また偏平足になると、足首、足底筋膜、かかとなどが痛くなりますが、そうした場合でも一本歯下駄を履くだけで予防効果があるのです。

②足の指

靴を履くと足の指が密着して動きにくくなるため、グリップ力が低下します(外反母趾の状態)。

この状態は、つま先立ちで歩くのと同じでバランスが不安定になります。

ところが一本歯下駄を履くと親指と人差し指が鼻緒を掴むことで自然とグリップ力が強くなり、足のバランスも安定するのです。

(5)二軸動作が身に付く

一本歯下駄を履くと全身の骨格と筋肉が連携するので、自然と二軸動作が身に付きます。

なぜなら一本歯ゲタという不安定な状態で運動するため、左右のバランスを上手く取らないと転倒するからです。

左右のバランスを取るということは、左右の軸を常に切り替えるということです。

そうすると、いつの間にか二軸動作が身に付くわけですね。

ところが、ふつうの靴を履いて歩いたり走ったりしても、一軸動作(中心軸)のままです。

その理由は歩行時の地面や路面は常に平坦なため、あえてバランスを取る必要がないからです。

だから一本歯ゲタという不安定な状態を意図的に作り出して運動しない限り、二軸動作は身に付かないのです。

そうした意味でも一本歯下駄は、身体能力のアップに効果的と言えるのでしょう。

4.まとめ

昔の子供はたくさんの遊びの中で身体能力をアップさせましたが、最近の子供たちはそうした機会に恵まれていません。

公園に行けば遊具が危険…。スマホゲームの方が楽しい…。そうした子供たちが成長してアスリートになったのが今の日本のスポーツ界の現状です。

でも一本歯下駄を履いて歩いたり走ったりするだけで、全身のバネ作用が目覚めますし身体能力がアップします。

ぜひ、子供から大人までの数多くの方々に試してほしいと思います。

※一本歯下駄の具体的な練習メニューは、ぜひ次の記事をご覧ください。