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ドリブルで利き足側に抜く3つの意味!世界標準の考えとは?

投稿日:2018年6月14日 更新日:

ドリブルで利き足側に抜くネイマール
海外サッカーでは「ドリブルは利き足側へ抜く!」というのが一般的です。
むしろ世界標準の考えと思った方が良いでしょう。

でも日本ではこうした考えはあまり普及していません。

そこで今回はドリブルでなぜ利き足側に抜くのが大切なのか?という点について詳しく解説します。

1.ドリブルの抜き方

(1)日本のドリブル

日本の育成年代のドリブルの指導は両足を使って右でも左でもどちらにも抜く方が良い!という考えがあります。
そのため幼少期から過度な両足練習をさせる傾向があります。
そうすると次の動画のような両足を使った練習をする子供を見るとたいていの大人は正しいと思うでしょう。

でもこうした練習は、実は大きな間違いです。

なぜなら利き足のレベルが低く、体が開き、体幹と軸足が弱いという未熟なサッカー選手になるだけだからです。
また小学生年代の試合を見ても本来であればドリブルで利き足側に抜けるはずなのに、右でも左でも場当たり的な抜き方をする様子がよく見られます。

やはりドリブルで利き足側に抜くのは世界標準です。
間違った練習をしている限り海外で通用する選手には育たないでしょう。

(2)利き足側に抜く意味

サッカーは利き足を中心にプレーすることが自然です。
特に海外のトップ選手たちはドリブルで利き足側に相手を抜くことが多いです。
なぜなら相手を利き足側に抜くとすぐに利き足でドリブルが続けられるからです。

こうしたプレーは、メッシ、ネイマール、クリスティアーノ・ロナウドなどの世界的なドリブラーを見れば分かるはずです。
ドリブルで利き足側に抜くクリスチアーノ・ロナウド

また利き足でドリブルをする背景には、利き足はメインで逆足はサブという考えがあります。
だから密集状態でマークが厳しい時でも、あえてメインの利き足側に抜こうとするのです。
つまりそれだけ自分の利き足に自信があるわけですね。
あなたも海外のサッカーの試合を見たことがあるのなら、こうした事実に気が付かなくてはいけません。

ところがJリーグなどでいくら日本の選手たちを見ても、利き足がメインという考えはほとんど見られないのです。
むしろ左右の足を意味もなく場当たり的に使うのであまり参考にはならないです。

(3)ハメス・ロドリゲスの利き足

日本代表はロシアワールドカップのグループリーグの初戦でコロンビアと対戦しました。
コロンビアのエースはハメス・ロドリゲスですが、彼は日本のバラエティー番組に出演した時に次のようなことを言っていました。

「僕はいつも利き足の左を大切にしている。だからドリブルでも利き足側に抜きたい。」

ハメス・ロドリゲス

日本代表は今後もこうした強豪チームと対戦します。
そうした際に対戦チームの選手たちがどのように利き足を使うのか?
またどのようにして利き足側に抜くのか?

そうした点に注目することも大切ですし、ぜひ子供たちにも正しく伝えてほしいと思います。

それではあなたが子供たちに「ドリブルで相手を利き足側に抜く理由」を伝えるためにはどうしたら良いでしょう?

そこで私が息子の「とも」が小学校低学年から教えてきたことを次にご紹介します。

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2.ドリブルで利き足側に抜く3つの理由

私は以前、次の動画を使って利き足側に抜く3つの理由を解説したことがあります。


要点としては、次の3つになります。
(1)相手の背中を取る。
(2)ボールの軌道を見えなくさせる(ボールの軌道を晒さない)。
(3)相手を抜いた利き足がドリブルの一歩目になる。

そこで、次にこの3つのポイントについて順次解説します。

(1)利き足側に抜いて相手の背中を取る

ドリブルで利き足側に抜くと相手の背後にボールを移動させることが出来ます。
そうした場合(相手の背中を取る)、相手は必ず振り返ってドリブラーを追いかける必要があります。
利き足側に抜いて相手の背中を取る意味の説明画像

ところが相手がどんなに早く振り返ったとしても、その瞬間には2~3m先に行くことが出来ます。
まるで短距離走のフライングと同じですね。
つまりフライング出来るということは、自分の足が遅くても相手より有利な状況を作り出せるわけです。

また利き足側に抜いて相手の背後にボールが来るとたいていの選手はあきらめることが多いです。
その理由はヒトの背中が無防備であることと関係があります。

ヒトの背中には目が付いていないのでドリブルで抜かれるとボールが見えなくなります
また自分で見えない場所にボールが来たということだけで心理的にはあきらめてしまうのです。
あきらめてしまう様子

ドリブルで抜かれた相手の心情を想像してみましょう。
ドリブルで抜かれて…、さらに振り返って…、2~3m先にいる人を追いかけなくてはならない…。
やはりこうした状況になったら誰でもあきらめるはずですね。

もちろん優秀なDFであれば、抜かれてもドリブラーを追いかけることもあります。
でも日本代表の選手たちはドリブルで抜かれてしまうと、意外にあきらめが早いようですね。

(2)利き足側に抜いて相手にボールの軌道を見えなくさせる

相手にボールの軌道を見えなくさせるとは、先ほどの「相手の背中を取る」というのと関係します。

ドリブルで利き足側に抜いた瞬間は、一瞬ですが相手の目の前からボールが消えた状態になります。
先ほど「ヒトの背中には目が付いていない…」と言いましたが、これと同じことですね。
そうするとボールの軌道が見えなくなるので、どうしても相手の反応が遅れてしまうのです。
利き足側に抜いて相手にボールの軌道を見えなくさせる意味の説明画像

ところがインサイドを使って逆足側に抜こうとすると、相手にボールの軌道が見えてしまいます。
そうすると相手はいち早く足を出すか、直ぐに振り返ってしまうのでボールを奪われやすくなるのです。
相手にボールの軌道が見えてしまう意味の説明画像

次の動画に出てくる1人目と2人目の子どもはどちらもインサイドで相手抜いています。
そうするとボールの行き先が相手に分かってしまいます。
これは相手にボールの行き先を教えているようなものですね。

また相手の背中を取ったわけではないのでフライングすることも出来ません。
そうすると最後はスピード勝負になるだけです。
やはりスピード勝負をするくらいなら、利き足側に抜いてフライング出来た方が絶対に有利ですね。

(3)相手を抜いた利き足がドリブルの一歩目になる

アウトサイドを使って利き足側にで抜く時は、アウトのタッチそのものがドリブルの一歩目になります。
相手を抜いた利き足がドリブルの一歩目になる意味の説明画像

こうしたドリブルの一歩目にはとても大切な意味が二つあります。

①余計なタッチがない

例えば次の動画のようなダブルタッチは利き足⇒逆足という二つのタッチを経た後で、利き足を使ったドリブルに戻ることが出来ます。

ということは、利き足⇒逆足という二つのタッチが余計に必要になのです。
そうするとその分だけ前に進むのが遅れます。

つまり利き足側に相手を抜くとこのような余計なタッチが必要ないですし、しかも素早く抜けるということです。

②利き足での連続動作がスムーズに出来る

次の動画をご覧になると分かりますが、「とも」はアウトで抜くと必ず直ぐにインかアウトでタッチをします。

これは次のようなプレーの連続動作を意味します。
・ドリブルで相手に接近する。
・アウトで抜く。
・インかアウトで再びタッチする。

つまり利き足側に抜くと常に利き足でボールを持てますし、ダブルタッチのように持ち替える必要がないので連続動作が素早くなるのです。

こうした連続したプレーはカットドリブルと同じ動作です。
次の動画ではアウトとインのカットドリブルをしていますが、これは単なるボールタッチだけの練習ではありません。

アウトでタッチした直後にインでタッチという動作は、アウトで相手を抜いたらインでタッチというプレーを想定した練習にもなります。

カットドリブルはとてもオーソドックスな練習法なので退屈で飽きてしまいそうですが、実戦ではもっとも有効な練習です。
こうした基本練習はぜひ大切にしたいですね。

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3.まとめ

ドリブルは利き足側に抜く!というのは小学校低学年のうちから言い聞かせましょう。
私は「とも」が理解しやすいように3つのポイントを大切にしました。
(1)相手の背中を取る。
(2)ボールの軌道を見えなくさせる(ボールの軌道を晒さない)。
(3)相手を抜いた利き足がドリブルの一歩目になる。

また「ドリブルは利き足側に抜く!」というのは世界標準の考えです。
メッシも、ネイマールも、クリスティアーノ・ロナウドも同じです。
ぜひ参考にしてください。

【画像引用:Youtube.com

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