ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

ドリブルで利き足側に抜く3つの理由!世界標準の考えとは?

【ドリブルで利き足側に抜く3つの理由】

私は以前、次の動画を使って利き足側に抜く3つの理由を解説したことがあります。

要点としては、次の3つです。

(1)相手の背中を取る。
(2)ボールの軌道を見えなくさせる(ボールの軌道をさらさない)。
(3)相手を抜いた利き足がドリブルの一歩目になる。

そこで、次にこの3つのポイントについて、順に解説します。

(1)相手の背中を取る

ドリブルで利き足側に抜くと、相手の背中を取ることが出来ます(相手の背後にボールが来る)。

そうすると、相手は振り返ってドリブラーを追いかけなくてはいけません。

ところが、相手がどんなに早く振り返ったとしても、その瞬間には2~3m先に行くことが出来ます。

こうした状況は、短距離走のフライングと同じで、自分の足が遅かったとしても、利き足側に抜けば相手よりも有利な状況を作り出せるわけですね。

また、利き足側に抜いて相手の背後にボールが来ると、たいていの選手はあきらめることが多いでしょう。

その理由は、ヒトの背中が無防備であることと関係します。

当たり前のことですが、ヒトの背中には目が付いていないので、ドリブルで抜かれるとボールが見えなくなりますよね。

そうすると、見えない場所にボールが来たということだけで、追いかけるのをあきらめてしまうのです。

これは、ドリブルで抜かれた相手の心情を察しても分かるはずです。

ドリブルで抜かれて…、さらに振り返って…、2~3m先にいる人を追いかけなくてはならない…となったら、やはり誰でもあきらめるはずですよね。

もちろん優秀なDFであれば、抜かれてもドリブラーを追いかけることがあるでしょう。

でも、日本代表の選手たちはドリブルで抜かれると、意外にあきらめが早いようですね(笑)。

いずれにしても、利き足側に抜いて相手の背中を取るのは、自分にも有利ですし、相手をあきらめさせることが出来るのです。

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(2)相手にボールの軌道を見えなくさせる

相手にボールの軌道を見えなくさせるとは、先ほどの「相手の背中を取る」というのと関係します。

ドリブルで利き足側に抜いた瞬間は、一瞬ですが相手の目の前からボールが消えた状態になりますよね。

先ほど「ヒトの背中には目が付いていない…」と言いましたが、これと同じことです。

そうするとボールの軌道が見えなくなるので、どうしても相手の反応が遅れてしまいます。

ところがインサイドを使って逆足側(右利きなら左へ)に抜こうとすると、相手にボールの軌道をさらしてしまいます(ボールの軌道をさらすとは、ボールの行き先を教えていることになる)。

そうすると、相手はボールの行き先が分かるので、いち早く足を出すか、または抜かれたしとても直ぐに振り返って追いかけられるので、ボールを奪われやすくなるのです。

次の動画に出てくる1人目と2人目の子どもは、どちらもインサイドで相手抜いていますよね。

そうすると、ボールの行き先が相手に分かってしまいます。

つまり、相手にボールの行き先を教えているようなものですね。

また相手の背中を取ったわけではないので、全く有利にはなりませんし、相手をあきらめさせることも出来ません。

そうすると最後はスピード勝負になるだけですが、どうせなら最初から利き足側に抜いた方が絶対に有利です。

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