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足裏ドリブル練習法!小学校低学年向け基本10選

投稿日:2018年6月7日 更新日:

足裏でドリブルするネイマール

日本のジュニア世代は足裏ドリブルをたくさん練習しますが、ジュニアユースなるとあまり活かされなくなります。
その理由はパスサッカーが主体になるため、インサイドでボールを扱うように指導されるケースが多くなるからです。
こうした傾向は小学生年代にも波及しているので、なおさら足裏を使う機会が少なくなっています。

ところが現代サッカーはコンパクトなためドリブルをする時もフットサル並みのプレスを受けることが多いです。
そうなると体の近くでボールを扱うことが出来る足裏のボールコントロールは小学生年代でも必須のテクニックです。
特に小学校低学年の子供は将来に活かすためにも足裏ドリブルの基本をきちんと習得してほしいと思います。

そこで今回は私の息子「とも」の実演動画を交えながら、小学校低学年向けの足裏ドリブルの基本とその練習法などを詳しく解説します。

なお、足裏以外のドリブル練習法は次の記事を参考にしてください。
サッカーのドリブル練習法!小学校低学年向け基本8選

1.足裏ドリブルの基本

子供が足裏ドリブルを練習する時は注意するべき点がいろいろあります。
そこでまず最初にこうした点について解説します。

(1)足裏ドリブルの意味

①ボールを動かす範囲

足裏ドリブルでボールを動かす最適な範囲は、自分の歩幅が目安になります。
歩幅は身長の約45~50%なので、身長120㎝の子供であれば半径60㎝以下の範囲でボールを動かすのが最適です。
ボールを動かす範囲の説明画像

この範囲を超える場合は、足裏よりもアウトサイドやインサイドを使った方がボールを速く動かせます。
つまり足裏を使う時は体の近くでボールを扱う方が良いということです。

ただし、次の図のように上半身を使う動き(例:体幹ひねり)や低い姿勢を取ることで、歩幅以上の範囲を動かすことも出来ます。
ボールを歩幅以上の範囲まで動かす連続写真

②ボールの動かし方

足裏を使ったボールの動かし方を大きく分けると次の3つになります。
・引く。
・押す。
・転がす(左右)。
※ボールを押す動作はフットサル特有なのでサッカーの試合ではあまり見られません。
ボールの動かし方の説明画像

いずれにしても小学生の低学年のトレーニングでは、この3つに重点化した練習メニューが大切です。

またボールをタッチする際の足裏の場所は、親指~小指のそれぞれの腹、拇指球~小指球、土踏まず、カカトまでのそれぞれの部分に全神経を集中させてください。
足裏全体の画像

さてこうした点を踏まえて次に練習メニューを組む際の注意点を解説します。

(2)練習メニューを組む際の注意点

①メニューの無駄を省く

足裏のトレーニングメニューは多種多様です。
その中には、いろいろと重複するようなメニューも多いです。

例えば次の動画のようなフロントタッチやバックタッチはボールを押したり引いたりする動作とそれほど変わりません。

だから極力こうした練習は省略した方が良いでしょう。
またこうした単純な動作は子供たちがいつの間にか勝手に覚えてしまうものなので、あえて時間をかけてまで練習する必要はありません。

②足裏の過度な両足練習は控える

小学校低学年の子供は体幹や軸足が弱いため、体が開きやすいです(棒立ちになる)。
そうした中で次の動画のような両足練習をすると、軸が弱くて体が開くだけになります。

そのため幼少期のトレーニングは体幹・軸足の強化と体の開きを抑えるため、利き足に特化した足裏練習をするべきです。
参考記事:サッカーの利き足と逆足は役割が違う!海外と日本の比較

(3)インサイドやアウトサイドとの組み合わせ

先ほど足裏ドリブルでボールを動かす範囲を解説しましたが、基本的には体の近くで扱うことが大切です。
またサッカーの試合では主にインサイドやアウトサイドなどを使うので、足裏ドリブルはどちらかと言えば補助的な使い方になります。

そうした場合に必要なトレーニングは足裏とインサイド・アウトサイドなどを組み合わせた練習が最適です。

こうしたボールタッチを繰り返すことで試合で有効なテクニックが身に付きます。

(4)足裏練習は裸足が望ましい

ドリブル練習は足の指の感覚を繊細にする必要があります。
また足裏は指よりも感覚が鈍いのでなおさら繊細さが必要になります。

そこで足裏の練習の時は出来るだけ裸足の方が良いでしょう。
裸足で練習する様子

どうしても裸足になれない場合はなるべく薄手のシューズを履いてトレーニングをしてください。

さて次は具体的な練習メニューを解説します。

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2.練習メニュー

ここからはいよいよ個別の練習メニューです。

これから紹介するメニューは誰でも一度はやったことがあるものばかりですが、特に試合で使うことが多い動きだけを厳選しています。

練習する場合のポイントは、3つあります。
1.なるべく裸足で練習する。
2.足裏に全神経を集中する。
3.目の前に相手からボールを守る意識を持つ。

上記3つのうち、特に大切なのが2と3です。
この2つを意識して練習すると、相手との一対一の局面で足裏のいろいろな部分を使い分ける技術が身に付きます。
例えば次の動画のように、「とも」は相手との位置関係によって足裏のいろいろな部分を使い分けています。
(画面の上側の赤字で記載した部分を参照してください)


このような動きは、足裏の一つ一つのタッチに全神経を集中して目の前の相手からボールを守る意識で練習すれば誰でも出来ることです。

またフリースタイルの人たちがよくやる、足裏でボールをこねくり回すようなものは役に立ちません。
こうした練習は絶対に止めた方が良いでしょう。

なおいずれのトレーニングも一人で出来るので子供たちにはぜひ取り組んでほしいと思います。
一セットあたりの回数やセット数などの目安は特にないですが、子供が疲れるまで練習するとかえって効果は半減しますのでご注意ください。

(1)足裏ボールタッチ

このタッチはほとんどの子供が一度はやったことがあると思います。
足裏で引く動作とインステップ・アウトサイド・インサイドを組み合わせたボールタッチです。

タッチの種類は3つあります。
① プル・インステップ
② プル・アウトサイド
③ プル・インサイド

このトレーニングのポイントは何となくタッチするのではなく、ボールに触れる足裏や指の部分に全神経を集中することです。
特に手の指と同じ程度の感覚を意識しない限り、サッカーの上達はあり得ません。
もちろん足裏で引く動作とインステップ・アウトサイド・インサイドの切り替えも意識してください。

またボールを引く時は目の前の相手から守るイメージも持ってください。
こうした意識を持つだけでトレーニング効果がアップします。

(2)足裏ドリブル~V字、L字のタッチ

ここでは足裏だけの動作に限定したメニューになります。
スピードは必要ないので、一つ一つのタッチの正確さを大切にしてください。

①直線ドリブル

足指の腹と拇指球~小指球に神経を集中してボールを転がすようにドリブルしてください。
直線ドリブルの連続写真

実際の試合ではここまで長い距離のドリブルはしませんが、相手との接近戦の時にアウトサイドやインサイドを組み合わせることで緩急を使ったドリブルが出来るようになります。

②バックタッチ

バックタッチは先ほどの直線ドリブルの逆のパターンです。
やはり足指の腹と拇指球~小指球に神経を集中してださい。
実際の試合ではボールを引いて守るという動作がよくあります。
目の前の相手からプレスを受けている!という意識を持つと効果的です。

バックタッチの連続写真

③けんけんバックステップ

片足でけんけんしながらバックステップをします。
先ほどのバックタッチよりも少しハードなメニューです。
けんけんバックステップの様子

特に小学生の低学年では体幹や軸足が弱いので長く続かないと思います。
そこで次の動画のような、ちょんちょんリフティングの練習を併用するとトレーニング効果がアップします。

④V字ボールタッチ

アルファベットのV字を描くようにボールを押したり引いたりしてください。
このタッチはボールを斜め前と後に押し引きする動作です。
この動作も試合中によく使います。
またボールを引く時は足の指で引っ掻くようにするとスムーズに転がせます。
V字ボールタッチ

⑤L字ボールタッチ

アルファベットのL字を描くようにボールを押したり引いたりしてください。
このタッチはボールを前と横に押し引きする動作です。
ボールを前に動かすのは先ほどのV字とほとんど変わりませんが、横に動かす時は股関節の可動域によって動く範囲が狭くなります。
その場合は無理して動かす必要はありません。
出来る範囲で構いません。

L字ボールタッチ

(3)カットドリブル

先ほどの(1)と(2)の練習を活かして足裏のカットドリブルを繰り返してください。

ボールを横に大きく動かす動作は内→外、外→内の2種類になります。
このうち内→外の動きは、外→内に比べて速く動かせます。
特に突破のドリブルでは有効な動作になります。

実際の試合では、次のような使い方になります。
実際の試合で使う時の連続写真

カットドリブルの練習はスピードよりもタッチの正確さに注意してください。

また体幹ひねりを使うと動きが速くなるので、次の動画の体操も練習しましょう。

(4)足指強化トレーニング

足裏の感覚はかなり鈍いため、日ごろから裸足になってよく動かさないと繊細なボールタッチが身に付きません。
そこでぜひおススメしたいのが次の動画のような足指グーパーと足指スリスリです。

このトレーニングは土踏まずのアーチと足回りの筋肉群も強化するので、偏平足を予防する効果があります。
そのため必ずリスフラン関節(足の甲の辺り)を動かすように意識してください。
指先~リスフラン関節まで動かすようにする意味の説明画像

詳細はこちらの記事を参考にしてください。
かかとの痛みの原因は土踏まず!アスリート必見超簡単強化法

(5)ドリブル姿勢トレーニング

ここではドリブルで必要な前傾姿勢に矯正するための練習法を解説します。

①骨盤前傾トレーニング

・カカトを浮かして、つま先立ち。
・背筋を伸ばして胸を張りお尻を突き出す。
・一日あたり30秒~1分以内。

詳細はこちらの記事をお読みください。
骨盤前傾で身体能力をアップ!一流サッカー選手の特徴とは?
サッカーのドリブル姿勢で正しいのは前傾?それとも直立?

②前傾姿勢トレーニング

ドリブルでの前傾姿勢を維持するため、背骨や背筋などを使って上体を支える感覚を身に付けましょう。
骨盤前傾トレーニングの説明画像

・軽くヒザを曲げて腰を落とす。
・足の指を使ってグリップする(つま先立ちは不可)。
・背骨、背筋、お尻、ハムストリングス、ふくらはぎを意識。

詳細はこちらの記事をお読みください。
サッカーのドリブル姿勢で正しいのは前傾?それとも直立?

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3.まとめ

海外のトッププレーヤーたちは試合中に足裏を使ったドリブルをよくやります。
特にブラジルの選手たちの足裏ドリブルは抜群のセンスを持っています。

ところが、日本のジュニアやジュニアユース世代ではパスサッカーが多いので足裏はほとんど使いません。
そうすると個の力が伸びないのです。

だから小学校低学年の子供は将来の成長のためにも、足裏ドリブルをきちんと練習してほしいと思います。

【画像引用:Youtube.com

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