ボレーシュートは、コツを掴めば簡単です。
なぜなら、ボレーシュートとそれ以外のキックとの違いは、たった一つだけだからです。
そこで今回は、ボレーシュートの3つのコツ、プロの蹴り方(日本人と海外の選手との違い)を徹底解説します。
※この記事は4つのページに分かれているので、順番に読んでも良いですし、直接それぞれのページを読んでいただいても結構です。
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【ボレーシュートの3つのコツ】
(1)タイミングを掴む
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(2)ミートする
(3)体幹を捻る
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【プロのボレーシュートの蹴り方】
(1)日本人選手のボレーシュートの例
(2)海外の選手のボレーシュートの例
①カーブ回転
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②アウト回転
③ドライブ回転
④グラウンダー
【まとめ】
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【ボレーシュートの3つのコツ】
日本の育成指導では、ボレーシュートはふつうのキックとは違う蹴り方をする…、難しいテクニックが必要…などと教えることがあります。
ところがボレーシュートとそれ以外のキックとの違いは、ボールが浮いているかどうかだけなので、浮球の特性をきちんと理解すれば、ふつうの蹴り方をそのまま利用できます。
その場合のボレーシュートの蹴り方のコツは、大きく分けて3つあります。
(1)タイミングを掴む
(2)ミートする
(3)体幹を捻る
そこで次からは、こうしたボレーシュートの3つのコツを順に解説します
(1)タイミングを掴む
ボレーシュートで最も多い失敗は、蹴るタイミングが合わないことだと思います。
次の動画はサッカー初心者の方が出演していますが、育成年代の子供たちでもこうしたシーンはよく見かけるはずです。
この出演者のほとんどの人が上手く蹴れない原因は、向って来るボールを蹴り足で迎えに行ってしまうからです。
これに対して、浮き球の特性をきちんと理解すれば、ふつうのキックのタイミングがそのまま活かせるのです。
そうした点で、ボレーシュートのタイミングの掴み方は2つあります。
①軸足をボールに合わせる
ボレーシュートもそれ以外のキックも、蹴り足が、軸足の横か少し前に来た時点でインパクトします。
つまりボレーシュートは、ボールを蹴り足で迎えに行くのではなく、軸足をボールに合わせる!という発想が必要なのです(軸足で迎えに行く…と考えても良い)。
その際、ボレーシュートとふつうのキックの違いは、ボールが地面にあるのか?浮いているのか?だけの違いしかありません。
そうすると、ボレーシュートはふつうのキックと比べて、体を斜めに傾けた状態にすれば自然と足が宙に浮くので、後はボールの高さに合わせてミートすれば良いだけなのです。
要するに、先ずはボールに軸足を合わせる意識を持ちましょう。
②体の中心よりも前で蹴る
先ほどの、①軸足をボールに合わせるのは、体の中心よりも前でボールを蹴るということを意味します。
こうしたフォームは、サッカー以外の球技全般に言えることで、例えば野球のバッティングも体の前でインパクトするという点では、ボレーシュートと全く同じなのです。
もしも、体の中心辺りで打ったとしたら、ボールは前に飛ばずにフライになってしまうでしょう(いわゆる「振り遅れ」の状態)。
いずれにしても体の中心よりも前でボールを蹴るのは、①軸足をボールに合わせると並んで、ボレーシュートの基礎基本なので、特に大切にしてください。
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③自分に合う高さで蹴る
ボレーシュートは、よくボールの落ち際を蹴ると言いますが、そうした発想だけでは上手く行きません。
なぜなら、小中学生の場合は身長差が大きいので、同じ学年の子供であっても、160㎝の子は蹴れるのに145㎝の子には蹴れない高さがあるからです。
そうした場合、特に大切なのは、浮いたボールに対して自分ならどの程度の高さなら正確に蹴れるのか?という得意な高さを覚えることです。
また、いったん得意な高さを覚えると、成長とともに、だんだんと高いボールを蹴れるようになります。
だから、全員が一様に、ヒザの高さで…とか、太ももの高さで…とか決め付ける必要はないのです。
またボレーシュートの最大のメリットは、トラップ動作が不要なので速くシュート出来るという点ですよね。
そうした時に、ヒザや太ももの高さで蹴っても、グラウンドからほんのわずかに浮いている状態で蹴っても、シュートにかかる時間はほとんど変わりません。
つまり、トラップしないのであれば、どのような高さで蹴っても構わないのです。
くれぐれも、ボレーシュートは、トラップ動作が不要でシュートまでの時間短縮になるというメリットに目を向けるべきであって、蹴る時のボールの高さはほとんど関係ない!と考えましょう。
とにかく大切なのは、先ずは自分に合う高さを覚えることです。
さて次は、ボレーシュートの蹴り方の3つのコツの2つ目の「ミートする」と3つ目の「体幹を捻る」を詳しく解説します。
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