ブラジルでのコーチの経験を活かして、 サッカー未経験の方にも分かりやすく科学的で正しい理論をご紹介します

ウェッジコントロールの正しいやり方と練習法

サッカーのウェッジコントロールで大切なのは、ボールのショートバウンドを抑えて、ドリブルやパスへのプレーの切り替えを早くすることです。

ところが、意外と多くの日本人がこの点を勘違いしているようです。

そこで今回はウェッジコントロールの正しいやり方と日本人に多い勘違い、プロのやり方、練習法などを解説します。

※この記事は3つのページに分かれているので、順番に読んでも良いですし、直接それぞれのページを読んでいただいても結構です。

1ページ目(このページに書いてあります)
【ウェッジコントロールの正しいやり方】

2ページ目(←クリック!)
【ウェッジコントロールの練習法】
(1)インサイドとアウトサイド
(2)インサイドとアウトサイドのターン

3ページ目(←クリック!)
(3)足裏を使う
(4)体幹、軸足、足首の強化
(5)空間認識能力を付ける
【まとめ】

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ウェッジコントロールの正しいやり方

(1)ウェッジコントロールとは

Wikipediaによると、ウェッジコントロールは次のように定義されています。

足首と地面の間にある角度をつくってボールコントロールする技術のこと。
足の裏、インサイド、アウトサイドなどの部位で飛んできたボールを斜め上から被せるように地面に押さえつける。

引用出典:ウィキペディア(Wikipedia)

またウェッジコントロールの『Wedge』とは「楔(クサビ)」のことで、次のようにボールを地面に打ち込むようなイメージになります。

※日本ではエッジコントロールと呼ぶ人もいますが、この場合の『Edge』とは「端、境界」などを指すので意味が全く異なります。

これに対して日本では「飛んできたボールが地面から跳ね上がるタイミングでコントロールする…」という考え方があります。

つまり、ボールをショートバウンドさせるのが当たり前になっているわけですね。

でも先ほどのWikipediaにはショートバウンドの記述はないでしょ?

この場合、インサイドやアウトサイドを使ってウェッジコントロールした時の次のプレーは、ドリブルが多いですよね。

そうすると、なるべく早くボールをグラウンダーにした方がプレーの切り替えがスムーズなるのです。

もっと言えば、次のプレーがドリブルであるのなら、ショートバウンドさせないようなウェッジコントロールの方が望ましいわけですね。

また足裏を使うと次のプレーはドリブルかキックになりますが、やはり速くボールを落ち着かせた方がプレーの切り替えが素早くなります。

このようにトラップから次のプレーの切り替えの速さを重視するのは、クッションコントロールと変わりません。

そうした意味で日本ではクッションコントロールだけではなく、ウェッジコントロールにも勘違いがあるようです。

そこで次に、実際のプロのやり方を見ながら日本の勘違いを考えてみましょう。

(2)プロの正しいやり方と日本人に多い勘違い

次の動画は、メッシ、マタ、ジダンによる4つのパターンのウェッジコントロールです(インサイド、アウトサイド、足裏、クライフターン)。

いずれのプレーにもショートバウンドを抑えてプレーの切り替えを早くするという特徴があります(もちろん落下するボールなので多少のショートバウンドはある)。

なぜなら攻撃にはスピードが必要だからです。

だからショートバウンドするのは当然…という考えは改めた方が良いでしょう。

これに対してボールタッチする瞬間に、次のようにバックスピンを掛けるのは間違いではありません。

なぜならウェッジコントロールの後で足元にボールが置けますし、パスやドリブルの切り替えが出来るからです(ただしショートバウンドはなるべく抑えた方が良い)。

ただしこのテクニックだけを覚えてしまう(当然と考えてしまう)と、プレーの切り替えは出来てもボールを速く大きく動かせないという問題が起こります。

また一部のネットなどの情報では「ボールタッチする際にバックスピンをかける…」のが、あたかも当然のように解説されています。

そうすると現代サッカーに必要な速い攻撃が出来なくなるわけですね。

そうした意味でボールにバックスピンを掛けるのは、あくまでもプレーの選択肢の一つと考えた方が良いでしょう。

※この点はグーグルもきちんとサッカーを勉強して物事の良し悪しを考えるべきですね!

ちなみにこうした考え方は、インサイドトラップはグラウンダーのボールを足元にピタッと止めるのが正しいという発想に対して、これはあくまでも選択肢の一つであるという考え方と同じです。

ここでプロのやり方と日本人に多い勘違いを簡単にまとめると、次のとおりです。

① プロはショートバウンドを抑えてプレーの切り替えを早くしている。

② 日本人に多い勘違いはボールをショートバウンドさせるのが当然であり、バックスピンを掛けるのが正しいと考えている。そのため速い攻撃が出来なくなる。

さて以上の点を踏まえて練習法を解説します。

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